おしゃべりピアノの今日の一言♪

考えたこと感じたことを 気ままに徒然に〜

長野へ行きました!

2009年09月02日 | Weblog
2年ぶりに、サイトウキネンフェスティバルに行って来ました!

いろいろと感動することの多かった旅だったので、全部をブログに書こうとすると、とても書ききれないし、言葉にしてしまうと嘘っぽいような感じもして、帰ってきてから2日もたってしまいました。。。

そして、ようやくブログに書こうとしましたが、やはり時間がないので(~と逃げたりして)簡単に要点だけ書くことにします。

※写真1 これは、サイトウキネンフェスティバル会場の1つ、長野県松本文化会館です。以前、埼玉県のとある教室で教えていた時の生徒さんのつながりで、いつもチケットを確保していただいています(そうでもしないと、毎年、あっという間に売り切れてしまうので、なかなか聴きたくても聴けないのが現状です)

私達が聴いたのは、ブリテンの「戦争レクイエム」。
この曲は、CDを聴くだけでウルウルくるというか、ぞっとする類の曲なので、もう生といったら、予想はついていたのですが、やはり凄かった…
オケやオペラ歌手の迫力も凄いのですが、なんといっても小澤さんの指揮、曲のもつエネルギーに負けないほどの集中力凄さを通り越して、まるでこの人は、この曲を振る為に、神から言い渡されたのではないかと思えるほど……
(内容は、全部説明すると長くなってしまうので、興味を持たれた方は、サイトウキネンのページを開いてお読み下さい。)
全体を通じてどんよりした重苦しい雰囲気、本当は平和を望んで生まれてきたはずなのに、いつのまにか戦争の使命を受けて闘ってきた、何が正しいのか本当はわからないまま、敵も味方も苦しみ、嘆き、恐怖の中で、神に祈りながら、死んでいく…今まで敵だった兵士達が、死によって初めて「さぁ、我々も眠ろうよ」と、歌うあたりは、涙を止めようとしても止められない…
そもそも、第5曲目 アニュス・デイの中で、テノールの初めて聴くような柔らかい優しい歌声に包まれたあたりから、もう頬をつたってポロポロきていたのだが、この曲の場合、最後に「彼らに永遠の安息をお与えください…」が続くあたりで、まるで戦争映画を観てぐっさり心に突き刺された後のように、後から後から悲しみが押し寄せ、涙どころではなく、声を出して泣きたいほど悲劇的な気持ちになる…音楽だけなのに…

コンサート終了後、席を後にしながらも、私だけでなくいっしょの○○さんも、まだボロボロ泣きじゃくっていた…そして、私などは、アイシャドーが黒い滝のようになっているのも気がつかずに、小澤さんのCD売り場を彷徨っていた……


そんなこんなで、その感動はもちろんホテルに着いてからも薄れることはなく、その晩は、○○さんと明け方4時近くまで語り合ってしまった…

次の日は、松本から長野へ行き、観光をしました。

 
写真2 善光寺←牛に引かれて…で有名な善光寺。私は、おみやげ屋で、その牛を見て、大きな声で「ブタだ!」と叫んで顰蹙をかいました
「戒壇めぐり」は、けっこう怖かったです。本当に、暗闇の中を進んでいくので、なんだか頭がつかえそうな気がして、立って歩けなり、思わずしゃがみこんでしまったら、後ろから付いてきた○○さん、突然つまずきそうになり、またまたびっくり

 
写真3 そういえば、善光寺に向かう途中で、ぬいぐるみだと思っていたワンちゃんが、動いたのにはびっくり!ほんと、かっわいいでしょ~?

 
写真3 東山魁夷美術館 静かなたたずまいと音のない空間に、しばし心が洗われました…去年が生誕100年だったということなので、メシアンと同じ歳に生まれたのですね。

ざざざ~っと、通り過ぎましたが、帰りは台風が関東地方に上陸するかも、というニュースを聞いて、ドキドキしながらも帰り道まで全く雨に降られることもなく、大変充実した2日間でした