今日の題名は、ちょっと何にしたらよいのか、決めかねたので、こんな見出しにしてみました。ちなみに…この私は、ようやくいつもの自分を取り戻しつつあります。
震災から〇日…もう、この数え方はやめよう~と思いつつ、やっぱりニュースを見るたびに、あまりに遅々として改善されない被災された方々の生活、原発の行方、はぁ…とため息をつきたくなる…。
つい先日も、ある生徒さんが、お医者さんから、「震災によるPTSDの可能性があるので、しばらく津波などの映像を見ないように」と言われたと聞いて、やっぱり…と思った。
ニュースでも、地震直後は、揺れていないのに揺れを感じる人や、実際に被災したわけでもないのに、繰り返し悲惨な画像を見ることによって、精神的なダメージを受けた方などのことをやっていたが、それはあり得ることだなぁと思った。
だって、この私だって(病気からは縁遠く、心臓に毛が生えていると言われたりするけれど)、なぜか地震以来、ニュース以外の番組を見る気がしなくなってしまった。そして、一度見たニュースでも、原発関連の話題になると、またすぐに確認しないと気がすまないこともある。
その上、もしかしたら私は、地震パニック症候群(←これは自分で命名)ではないかと思うくらい、昔から地震は大の苦手で……。
まず、地震直後は眼鏡をかけ、照明も一番明るくしたまま(節電しないといけない時期に!)でないと、心配で眠れなかった。まぁ、視力が0.01だから、さらに大きな地震が来て、眼鏡もコンタクトもない生活になったら、何もできないからというのが、その1番の理由ですが…それと、愛猫”櫻”が、これまた敏感で、震度1くらいでも、地震が来ると跳ね起きるので(もっとも、私が跳ね起きるのにつられて飛び起きるのかもしれないけど)櫻の尻尾を踏まない為の用心にも、明かりを消すことができないでいた…
それから、あの水素爆発が起きた日。。。私は、もう日本は本当に終わりかと思った。
家中、隙間のないようにし、ちょっとした隙間近くでは、息もしないようにした。もちろん、お菓子などの食料品もいつもより買い置きし、まるで核シェルターの中にいるような心持で、ひっそりしていた…が…
しかし、そんな重大なときに限って、隣のおばちゃんときたら、「ねぇねぇ~」と大きな声で入ってきて、ドアを開けたまま長時間話し込み、なかなか帰らない…私は、できるだけ息をしないように会話をしていたもんだから、もう少しで、咳き込みそうになってしまった。
そしてそれから、、別に外国に逃げようと思ったわけでもないのだが、とりあえずいつでも鹿児島の親戚の家に行けるように~とみずほ銀行へ定期預金をおろしに行った。ところが…そんな時に限って、みずほ銀行ではトラブルが発生し、全ATMがストップ! 慌てた私は、てっきりみんなが一斉に(逃げようと思って)引き落とした結果、機械が故障してしまったのだと本気で思った。。。
いつか「茨城県では怪我人が1名、古河市の~」と名前を呼ばれそうな気がするので、今後はなるべく冷静に動けるように…心がけようと思ったり…
さて、前置きだらけになってしまいましたが、今日は、古河文学館へ「朗読」を聞きに行きました。
幸田弘子さんという女優さんによる朗読で、古河にゆかりのある文学者、和田芳恵さんの「おまんが紅」という作品と、宮沢賢治の「よだかの星」でした。
和田芳恵さんの作品は、あまりよくわからない所などがあったり、ちょっと長かったので、途中、睡魔に襲われてしまいましたが、宮沢賢治は、さすがに凄かった!素晴らしかった!
今回の東北地方での地震のお話に引き続き、病床にある賢治の妹について書かれた詩、「永訣の朝」が読まれたのですが、それはもう涙を抑えるのが大変だった。もちろん、周りからは、すすり泣きが聞こえるほどで…。そして、その後引き続き、「よだかの星」が朗読されたが、もう圧巻だった!
小柄な美しい方で、たぶん70歳は超えていらっしゃるように見えるのに、どこからそんな声が出るのかと本当に驚いた。それぞれの登場人物が、あたかも実際にそこで生きているように表現され、映像が全くなくても、ここまで伝わるものなのだなぁと感動した。
朗読って、音楽と似ているなと、あらためて思った。
ふと気が付いたことだが、実は、文学館で客席側に座るのは、今日が初めてだった!
椅子に座ってみると意外に心地よく、前から2列目だったからかもしれないが、音響もまぁまぁ良かった。しばし、緩やかな時の流れを満喫した…
大きな市民ホールでなくても、文学にゆかりのある土地で、こじんまりと催し物ができるのは、本当に良いことだと思う。
さて、長くなってきましたので、今日はこのへんで…
6月。。。梅雨にめげずに、ファイトです!
震災から〇日…もう、この数え方はやめよう~と思いつつ、やっぱりニュースを見るたびに、あまりに遅々として改善されない被災された方々の生活、原発の行方、はぁ…とため息をつきたくなる…。
つい先日も、ある生徒さんが、お医者さんから、「震災によるPTSDの可能性があるので、しばらく津波などの映像を見ないように」と言われたと聞いて、やっぱり…と思った。
ニュースでも、地震直後は、揺れていないのに揺れを感じる人や、実際に被災したわけでもないのに、繰り返し悲惨な画像を見ることによって、精神的なダメージを受けた方などのことをやっていたが、それはあり得ることだなぁと思った。
だって、この私だって(病気からは縁遠く、心臓に毛が生えていると言われたりするけれど)、なぜか地震以来、ニュース以外の番組を見る気がしなくなってしまった。そして、一度見たニュースでも、原発関連の話題になると、またすぐに確認しないと気がすまないこともある。
その上、もしかしたら私は、地震パニック症候群(←これは自分で命名)ではないかと思うくらい、昔から地震は大の苦手で……。
まず、地震直後は眼鏡をかけ、照明も一番明るくしたまま(節電しないといけない時期に!)でないと、心配で眠れなかった。まぁ、視力が0.01だから、さらに大きな地震が来て、眼鏡もコンタクトもない生活になったら、何もできないからというのが、その1番の理由ですが…それと、愛猫”櫻”が、これまた敏感で、震度1くらいでも、地震が来ると跳ね起きるので(もっとも、私が跳ね起きるのにつられて飛び起きるのかもしれないけど)櫻の尻尾を踏まない為の用心にも、明かりを消すことができないでいた…
それから、あの水素爆発が起きた日。。。私は、もう日本は本当に終わりかと思った。
家中、隙間のないようにし、ちょっとした隙間近くでは、息もしないようにした。もちろん、お菓子などの食料品もいつもより買い置きし、まるで核シェルターの中にいるような心持で、ひっそりしていた…が…
しかし、そんな重大なときに限って、隣のおばちゃんときたら、「ねぇねぇ~」と大きな声で入ってきて、ドアを開けたまま長時間話し込み、なかなか帰らない…私は、できるだけ息をしないように会話をしていたもんだから、もう少しで、咳き込みそうになってしまった。
そしてそれから、、別に外国に逃げようと思ったわけでもないのだが、とりあえずいつでも鹿児島の親戚の家に行けるように~とみずほ銀行へ定期預金をおろしに行った。ところが…そんな時に限って、みずほ銀行ではトラブルが発生し、全ATMがストップ! 慌てた私は、てっきりみんなが一斉に(逃げようと思って)引き落とした結果、機械が故障してしまったのだと本気で思った。。。
いつか「茨城県では怪我人が1名、古河市の~」と名前を呼ばれそうな気がするので、今後はなるべく冷静に動けるように…心がけようと思ったり…
さて、前置きだらけになってしまいましたが、今日は、古河文学館へ「朗読」を聞きに行きました。
幸田弘子さんという女優さんによる朗読で、古河にゆかりのある文学者、和田芳恵さんの「おまんが紅」という作品と、宮沢賢治の「よだかの星」でした。
和田芳恵さんの作品は、あまりよくわからない所などがあったり、ちょっと長かったので、途中、睡魔に襲われてしまいましたが、宮沢賢治は、さすがに凄かった!素晴らしかった!
今回の東北地方での地震のお話に引き続き、病床にある賢治の妹について書かれた詩、「永訣の朝」が読まれたのですが、それはもう涙を抑えるのが大変だった。もちろん、周りからは、すすり泣きが聞こえるほどで…。そして、その後引き続き、「よだかの星」が朗読されたが、もう圧巻だった!
小柄な美しい方で、たぶん70歳は超えていらっしゃるように見えるのに、どこからそんな声が出るのかと本当に驚いた。それぞれの登場人物が、あたかも実際にそこで生きているように表現され、映像が全くなくても、ここまで伝わるものなのだなぁと感動した。
朗読って、音楽と似ているなと、あらためて思った。
ふと気が付いたことだが、実は、文学館で客席側に座るのは、今日が初めてだった!
椅子に座ってみると意外に心地よく、前から2列目だったからかもしれないが、音響もまぁまぁ良かった。しばし、緩やかな時の流れを満喫した…
大きな市民ホールでなくても、文学にゆかりのある土地で、こじんまりと催し物ができるのは、本当に良いことだと思う。
さて、長くなってきましたので、今日はこのへんで…
6月。。。梅雨にめげずに、ファイトです!