原発再稼働の是非を考える

大飯原発の再稼働「妥当」＝安全宣言、電力不足も考慮―経産相、１４日に福井訪問(時事通信) - goo ニュース

福島第一原発の事故以来、定期点検で停止した原発の再稼働がちっとも目処が立っていない。
そんな中で、間も無くやってくる夏…。
昨年も「電力不足」だと叫ばれる中で何とか乗り切ったけども今年はどうなんやろ…。

そりゃね、福島第一原発のような事故が再度起きないとも限らない。
そんな危険なもの、簡単に再稼働の容認なんてできるはずも無い。

でも…。
じゃあコストのかかる火力発電メインに切り替えますので電気料金を値上げしますよ…と言われたらどう？
これも「分かりました」とは言いにくい。
この不景気だ。
一般家庭のみならず、企業のダメージはかなり大きい。
この間だって、東電が17％値上げしますよと発表したとたん、まあ反発の大きかったコトと言ったら無かったもんね。
この不景気を乗り切るために、企業ができる努力はもう限界に来ている。
ここで電気料金が値上げされると…乾いたぞうきんはナンボ絞っても水は出ません。

景気回復の為にも、安くて安全な電力の安定供給が不可欠やな。

…が、こういうもっともらしい口実の裏には原子力村の利権が見え隠れしているのも事実。
政府も他の原発の再稼働を容認する為にも、まず「再稼働ありき」の安全宣言であるのも事実。

うーん…。
やっぱり国民としては不安と不信感は拭えないね。
でも、今後日常生活において電気を使い続ける限り、恐らく選択肢は以下の3つしかない。

安いがリスクも大きい原子力か…。
高いけど最悪の事態は避けられる火力か…。
安定供給は難しいが自然エネルギーを利用か…。

いったいどうすりゃええの！？

いずれも一長一短。
結論なんて現時点では出せません。

ただ。
個人的意見ではあるけども、このデフレの経済状況の下で日本経済を立て直すには、今選べる選択肢は原子力しか無いのかな…と思う。
だからすぐに再稼働を！ってワケでも無いで。
再稼働には国民の、そして原発周辺自治体住民の理解が得られるようしっかり話し合いと説明が必要やと思っているよ。
少なくとも、昨日みたいに北朝鮮のミサイル発射失敗のドタバタに乗じて、そして国民の目がそっちに向いてる隙に安全宣言なんて言語道断やと思いますな。

※本日は風邪による体調不良の為、若干手抜き日記になったコトをお詫び申し上げます。

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