オレの会社の後輩ちゃん(33歳独身女子)。
約5年前の異動で後輩ちゃんが別建屋に異動となり会うことはほぼ無くなったけれど、お互い連絡は割と頻繁にしております。
そんな後輩ちゃんは度々このブログでもネタに書いておりますが、明るくてとてもいい子なんですよ。
どんな子?
うーん…有名人で言えばアニメの「ちびまる子ちゃん」がそのまま33歳の大人になった感じかな
そんないい子なのに、不思議とイイ男には縁がない。
そんな後輩ちゃんから先日「話聞いて欲しいねん…。ちょっと落ち込んでんねん…。」と電話があった。
落ち込むなんて事には縁のない性格の後輩ちゃん。
先日の大病での入院・手術の時だって(表向きは)楽観的だったしね。
そんな後輩ちゃんが落ち込んで電話なんてこれは一大事。
もしかして病気が再発か!?と思って「どうしたんや!?」と聞いた。
「実は…」
話を要約すると、大学時代の先輩から彼氏が今居ないんだったら紹介したい男が居るとの話があったと。
先輩もあまりその男のことは知らないのだが、職場関係で「誰か知り合いで独身女性居ない?」って話を振られたので後輩ちゃんに連絡をしたと。
送られて来た写真を見ると見た目はまあ普通。年齢も後輩ちゃんよりも3歳上の36歳。
職業サラリーマン。
総合的に見てもまあ悪いことはない。
そう思って後輩ちゃんも前のジャニーズ系イケメン彼氏「コカド君」に振られて以降これと言った婚活もしてないし、ちょっと頑張ってみようと思って出かけたんですと。
で、会った瞬間衝撃だったんですと。
何が?
ニコッと笑った口元から歯が…見えない。
そう、その男は36歳にして歯が一本も無い。いや、厳密には前歯が1本だけあったらしいが…。
それを見てもう後輩ちゃんはドン引き。
どうやって今日のこの場を乗り切ろうかとそればっかり考えていたんですと。
でも、先に書いたとおり後輩ちゃんは明るくて良い子。
内心ドン引きやったけど話を合わせて楽しそうに振舞ったんですと。
そしたらその場に同席していた大学の先輩以外になぜか50歳くらいのおじさんが来てて(おそらく先輩の職場関係)、そのおじさんが気の良い後輩ちゃんを気に入り、もう超ノリノリで歯無し男と後輩ちゃんを何とかくっつけようともう必死なんですって。
その姿にさらに後輩ちゃんはドン引き。
結局2次会まで付き合わされ、無理やりLINEも交換させられ、何とか帰宅。
で、家に帰って冷静に考えて落ち込んだんですって。
何に落ち込んだ?
「33歳にもなったら私の価値ってこんなもんなのか…」と。
要するに歯の無いような男しかもう紹介されへんのか、と。
33歳の女って世間から見たらもう絶対にモテないであろう歯無し男くらいしか見合う男が居ないくらいの価値なのかと。
これが33歳の独身女の現実なのかと。
そう思ったら何か悲しくなってきて落ち込んでしまったと。
「そんなことは無いと思うぞ」と、オレが普段思ってたり思って無かったりしてることを話して後輩ちゃんを持ち上げて何とかその日は後輩ちゃんの機嫌も直った。
その翌日…。
「ちょっと!聞いてよ!」と再び後輩ちゃんから今度は怒り気味に電話が。
昨日とはあまりにもテンションの違いに何があったのか聞いたら例の歯無し男からまた一緒に飲みに行こうとLINEが来たそうだ。
そのLINEに後輩ちゃんの怒り爆発。
LINEの内容ではなく、LINEが来たことに怒り爆発。
LINEが来たくらいで何でや!?と聞いたら後輩ちゃん曰く、
歯が無いくせに女性を紹介してもらおうなんて生意気や!傲慢や!
歯が無いくせにモテると思っているのか!
私が歯の無いお前なんかを気に入ったと思っているのか!
歯が無くて社会人としてどういう神経で生きているのか!
歯が無いなんて女性なら絶対に生理的に受け付けん!それが分かってないのか!
そもそも36歳にして歯が無いて、どんな生活してたらそうなるんや!
飲み会で後輩ちゃんの飲み代5000円を歯無し男が払ったらしいがそこで「オレお金は持っている」というアピールをされたらしいが、
そんなに自慢するほどお金があるなら私に奢る前にまず歯を治せ!
たかが5000円くらいで何を金持ちぶっているんや!ふざけんな!
…。
…。
まあ出るわ出るわ。
歯無し男への苦情が。(つーか、歯が無いことばっかり…)
要するに自分の価値ってこんなものなのかと落ち込んでいる時に向こうが脈ありか!?と思って無神経にLINEを送ってきたことで、歯無し男は自分がどれだけええ男やと思ってるんや!と思ったら落ち込みが急に怒りに変わったんですと
オレ「まあ歯が無いのはどうかと思うが何もそこまで言わんでも…」
後輩ちゃん「言うわ!私の時間返せ!歯が無いくせに何考えてんねん!!」
オレ「…。でもまあもし歯無し男と結婚とかになったら食卓には柔らかいものしか出せんから君まで歯が悪くなりそうやな」
後輩ちゃん「歯無しと結婚なんて気持ち悪いことを言うな!」
今度はオレが怒られました…
ちなみにその歯無し男、しゃべり方が歯の無いおじいちゃんみたいだったと。(まあ歯が無いんだからそうなるわな)
今から思うとそれも腹が立ったと。
電話の向こうで一気にまくしたてる後輩ちゃんの気を和ませようと
オレ「まあ歯が無くてモテるくらいならオレなんて歯もあるし金もあるしでもっとモテてもええわな」
後輩ちゃん「ほんまやで!まあ歯もお金もある代わりに友達は私一人しか無いけどなw」
オレ「…お、おう。」
後輩ちゃん、時々痛いところを直接グサっと突いて来ます
結局歯無し男からの飲みのお誘いLINEには「また涼しくなったらね」と受け流しておいたそうだ。
これで脈無しと察しろ、と。
後輩ちゃんなりの優しさらしい…
ちなみにその翌日も「まだ思い出したら腹立つ」と電話がありました。
歯無しへの尋常じゃない拒否感…
ま、こういう裏表無く喜怒哀楽がハッキリ出るのも後輩ちゃんらしくて良いじゃないの。
病気ももう大丈夫みたいやし、これからも後輩ちゃんは後輩ちゃんらしく頑張れ!
(何をどう頑張るのかはオレは知らん)
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