サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

義勇兵と憲法9条

2022年03月19日 08時45分57秒 | 時事ネタ

ウクライナに“日本人義勇兵”か 20代男性取材に「難民ら助けたい」

 

義勇兵とは。

ハーグ陸戦条約などの戦時国際法によって一定条件を満たせば交戦者の資格を認められ、捕虜になった場合などに正規兵と同様の保護を受ける事が出来る。

正規軍に属する志願兵や政府の関与で組織される補助的な軍事組織としての民兵や金銭的な見返りを求める傭兵とは区別されるが、これらもしばしば士気を鼓舞する目的などで「義勇兵」と称される場合がある。(wikipediaより)

 

ロシアからの攻撃が続くウクライナ。

そんなウクライナには世界から支援が続く。

そしてもちろん日本からも。

支援の形はいろいろあるとは思う。

ただ、義勇兵という形はかなり考えさせられる。

 

記事の男性は「軍事訓練を受けていて専門的知識がある」とのことなのでただ単にサバイバルゲームの延長みたいに考えてるバカでは無さそうだ。

そして「困っている人を助けたい。ウクライナの避難民を救いたい」という思いは否定してはいけないと思う。

むしろ、縁もゆかりも無い地域、すなわち本人には何のメリットも無いであろう行いであるはず。

なのにこういう行動を起こすというのは尊敬にすら値すると思う。

「今のところ現地では医療訓練を主にした戦闘訓練を行っております。」とのことなので、最前線で銃を持って戦うような感じでは無さそうだ。

まあ戦地では銃を持ってドンバチするだけではなく、医療という命を救う仕事も大事なことではあるしな。

 

ただ。

これを個人の自由とか、自己責任で片づけるのもまた難しい。

それはロシアに「おい、日本としてはどういうつもりやねん?」て話になった時。

ウクライナ側からしてみたら「日本ありがとう」やし、ロシアからしたら「日本はロシアの敵国ということでよろしいな?」となる。

日本政府としてはウクライナへの渡航をやめるよう言ってるし、ウクライナにいる邦人にも退避を要請してる立場や。

だからと言って「国としてはこういう勧告を出してますんで知りまへんで」とはいかない。

もしも義勇兵が捕虜になった時の場合を考えないといけないから。

救出にあたり、日本政府としてロシアと話合わなければならないからな。

 

そうなるとまた左の方の人が大好きな「憲法9条」の解釈がややこしくなる。

「日本国として他国の戦闘に参加したってことになるんじゃないのか!憲法違反!とかね。

だって、防弾チョッキを送るだけでも「武器を送るんか!」なんて発狂した某政治家もおったくらいやしね。

 

個人的には他国の困っている人を救いたいと思う気持ちに敬意は表す。

ただ、この行動が正しいかと言われたら即答は出来ない。

間違っている!とも言えない非常に難しくデリケートな問題だから。

そして難しくさせているのが間違いなく憲法9条。

やっぱり憲法9条を見直すことは必要なのかな?って、このニュースを見て思った。

 

…あ、勘違いするなよ。

左側の人がよく言う「憲法変えて日本を戦争できる国にする」って意味ではないぞ。

今回みたいな事態に、焼け出された一般人に食料や衣料品がキッチリ届くような後方支援とかを自衛隊が行えるような臨機応変に対応できるような憲法にするべきだって意味での憲法見直しやからな。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする