サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

新春サモワールお茶会に参加して

2014年01月24日 | サモワールお茶会
サモワールお茶会に参加された方に感想を書いていただきました。
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 ロシアの小説を読んでいると、お茶を飲むシーンで、サモワールが登場する。寒い時には
湯気の上がるサモワールから、お湯を注ぎ紅茶を入れる。その場面は読んでいても温かく
なりそうだ。そして、美しいサモワールでお茶を飲むのは私の憧れであった。
それが、この度実現したのだ。

テーブルにはリンゴのグラタン、ブルーベリーケーキ、フルーツケーキ、今回のゲストの
ナタリア・カーズミナさんのお土産のチョコレート、いわしのマリネ、鰊のペースト
そしてホフロマのボールに入れられた数種類のパン、かわいらしく飾られたテーブルフラワー。
素晴らしいティーパーティの幕開けだった。

 ゲストであるナタリアさんのお話はご実家のクラスノダールで迎えた、大晦日からお正月の
過ごし方。そして、ご家族のお話。ロシア語サロン番外編ということもあり、ロシア語でだ。
でも、服部先生が同時に訳して下さるので話の内容がわからなくて、会話に取り残される
心配もなく、リスリングの訓練もでき、楽しいひと時だった。

                ロシア語会話山崎タチアナ先生クラス 松田昭代 

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第2回新春サモワールお茶会報告

2014年01月24日 | サモワールお茶会
1月19日(日)午後2時からロシア語教室で第2回新春サモワールお茶会が開かれました。

ゲストはナターリア・カズミナさん。一年ぶりのお里帰りのロシアから帰ってこられたばかりです。


「ロシア語サロン番外編」ですので まずはロシア語の勉強です。」
"русское чаепитие"(ロシアのティータイム)についての文を読みました。

В русском чаепитии, прежде всего, важна компания.
(ロシアのティータイムでまず大事なのは一緒にお茶を飲む仲間である)
だそうです。今日も素敵なお仲間が集まりました。じっくり勉強するみなさん。


今日のお茶菓子のレシピもありました。


ナタリアさんは故郷のクラスノダールのご実家で過ごした年末とお正月について
話してくれました。彼女は一人っ子なのでご両親とおばあちゃんとで過ごした大晦日は
だれもお酒を飲まないこともあって静かな大晦日でした。たいていの家庭では食べきれない
ほどのご馳走を用意しお酒もたくさん飲んでにぎやかだそうです。

ロシアでは大晦日に必ずテレビで放映される映画があります。
それは"Ирония судьбы или С легким паром"

大晦日にモスクワの男が友人たちとサウナに行った後、散々飲んで酔っ払い、自宅に戻って寝たつもりが、、、
なんとそこはレニングラード!まったく知らない女性のアパートだった、、

あらすじはこちらを

ナタリアさんのおうちでも大晦日は毎年この映画を見ているとのこと。「新しい映画はいっぱいあるけど
この映画は特別!これ以上の映画はなかなかない」のだそうです。

お父さんはプーチン嫌いなので恒例の12時の大統領演説はろくに見ないで、シャンパンで新年を祝いました。
お父さんはハンティングが趣味、彼は銃で祝砲を打ち、外では子供たちの声が響き、2時か3時まで花火が
打ち上げられて、大きな音に怯えた愛犬「ボーイ」はずっと鳴いていました。

今年も暖かく、まったく雪のないお正月でした。年末のボルゴグラードでのバスの爆破事件のことが
お祝い気分に影を落としていて今年はあまり盛り上がらないお正月だったようです。

お話を聞いている間にサモワールの用意ができました。さあ、お茶を飲みましょう!

上に載せた小さなポットに濃い紅茶を作って カップに少な目に注ぎ、サモワールの熱いお湯を
蛇口から注いで好みの濃さのお茶をいれるのです。


お茶菓子のいろいろが並んだテーブル。


яблочная запеканка(りんごのグラタン)です。
たっぷりのりんごを卵とミルクと小麦粉に混ぜてじっくり焼いたもの。



差し入れしていただいたフルーツケーキです。クルミとドライフルーツ入りでしっとりとおいしいケーキでした。
お皿が足りなくなり ナプキンの上に。



こちらはчерничный кекс(ブルーベリーケーキ)ブルーベリーがたっぷり。



ナタリアさんのお土産のチョコレートです。中にアーモンドクリームが入っていて美味!


きゅうりのピクルスはウクライナ製。


ラトビア製のオイルサーディンです。事務所で販売しているものですが、とてもおいしく、この缶詰の
デザインも素敵で人気商品です。



おなじくラトビア製のニシンの缶詰を使ったサラダ。


いつもは教室の飾りになっているホフロマ塗りの容器もパン入れに。


サモワールのお茶を何杯もおかわりしながら、おいしいものを食べながら、お勉強もしながら 楽しい時間はあっという
間に過ぎて 最後にかわいいサモワールを囲んで記念撮影! 


ゲストのナタリアさんは「ああ、楽しかった!今度はセイジを連れてきてもいいですか?」
(セイジは日本人の旦那様)
もちろんです。どうぞ、どうぞ!

洗い物もたくさんあり、後かたづけが大変でしたが みなさんのご協力で
あっという間に終わりました。ありがとうございました。

(写真提供は山本英恵さん)
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第2回新春サモワールお茶会 参加申し込み締め切りました。

2013年12月26日 | サモワールお茶会
1月19日の第二回新春サモワールお茶会ですが 早くも申し込みが10名に達しました。
これでお申し込みの受付を終了させていただきます。
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第2回新春サモワールお茶会開催のお知らせ

2013年12月19日 | サモワールお茶会
今年も残り少なくなりました。今年1月に開催され、大好評だった「新春サモワールお茶会」ですが
来年は1月19日(日)に決まりました。ロシア語教室に飾ってあるロシア製のサモワールを使って
ロシア風に紅茶をいれ、お茶菓子としゃべりを楽しみながら冬の午後をゆったりと過ごしましょう!


今回のゲストはジームニー・プラーズニクでもお話をしてくださったナタリア・カーズミナさん。
クラスノダール出身の彼女はこの冬休みはお里帰りされるそうです。
お茶会には「お土産にロシアのキャンディーを持って行きます!」とのことです。

時: 2014年1月19日(日) 午後2時から4時まで

所:愛知民主会館 3階ロシア語教室 (地下鉄東山線新栄町駅2番出口より徒歩2分)

参加費:1000円(日本ユーラシア協会員は800円)

お申し込み : 日本ユーラシア協会愛知県連合会
名古屋市東区葵1丁目22-26
電話 052-932-7211 
                 Mail: kokoshka2011@gmail.com
                (お申し込みはできるだけメールでお願いします。)

  *** 申し込み順先着10名様限定ですので お申込みはお早めに! ***
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新春サモワールお茶会に参加して

2013年01月24日 | サモワールお茶会
20日のサモワールお茶会に参加してくださった文法初級クラスのYさんからうれしいコメントをいただきましたのでご報告します。



私はこちらでロシア語のクラスに通い始めてまだ5ヶ月のロシア語初心者です。
いまだロシアには訪れたことはありませんが、旅行が好きでまたロシア語を使う国またスラブ語圏はウズベキスタン、ウクライナの他に東欧の数カ国訪れたことがあります。いつも旅をして思うのは何処の国でももっと日常の人の生活を見れたらいいのに、もっとそんな話が聞きたいなということでした。

今回のお茶会では、和気あいあいと話しながら現地の人や暮らした人ではないと分からないようなお話を、おいしい料理とともに楽しむことができました。お茶会という響きは気楽な印象で、人数が少ないことで一体感を持ち情報を共有できる感覚が楽しかったです。

まだまだ日本では”ロシア”や”スラブ”というキーワードは低く一般的ではないからこそ、ロシア・スラブ初心者の私には耳に目に口にするものはとても新鮮で心地よい刺激です。
他のイベントにも参加させていただき楽しんでいますが、気さくなお茶会はまた参加したいと思っています。

輸入品である食材を使った料理も差し入れてくださったものもとてもおいしかったです。ありがとうございました。

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新春サモワールお茶会 報告

2013年01月22日 | サモワールお茶会
1月20日(日)午後2時から 「新春サモワールお茶会」が開かれました。

いつもの殺風景なロシア語教室もちょっと華やかなパーティのムードに。


今日のゲストはベラルーシ人のナタリア・アレーシュカさん。
このかわいいチュニックもベラルーシ製とのことでした。


「ロシア語サロン番外編」ですので まずナタリアさんにサモワールの歴史についてお話していただきました。サモワールがロシアで普及したのは約250年くらい前のことでした。サモワールはロシアで発明されたものではありません。最初のサモワールがロシアに出現したのは有名なピョートル大帝(1672年 - 1725年)の時代だったと言われています。オランダが大好きでよくオランダに行っていた彼は様々な面白いもの、便利なものをロシアに持ち帰りました。サモワールの前身となった湯わかしもたぶんその中にあったものだったでしょう。当時はとても高価なものだったに違いありませんが ロシアは寒いので熱い飲み物をしょっちゅう飲む習慣があったことやお茶の普及もあって急速に広まりました。ウラル地方やトゥーラで金属工業が発達するにつれてサモワールは量産されるようになり、様々な形やサイズのものが作られました。また形や装飾に工夫をした贅沢なものもできました。サモワールは便利な湯わかしというだけではなく、家庭の暖かさやくつろぎの象徴でもあります。


お話が終わったところで 今日のお茶菓子のブリヌィを焼くことにしました。初めての人も、経験者もみんな自分でフライパンでブリヌィの生地を焼くのです。


Первый блин комом.(最初のブリヌィはお団子になる。何事も最初には失敗するものだ)というロシアの有名なことわざの通り、薄く焼き過ぎて破れてしまうブリヌィ、ちょっと油断をしたら焦げてしまったブリヌィ、ホットケーキみたいにぶ厚くなってしまうブリヌィ、、といろいろありましたが、ブリヌィを食べて育ったはずのウクライナ人のイーゴリさんが「自分で焼くのは人生で初めての体験です。」と自信なさそうに焼いているのが笑えました。家ではいつもママに焼いてもらっていたそうでした。

焼き立てのブリヌィにはサワークリームとジャムを添えて。赤い色のジャムは今日参加してくださった田口さんお手製の紅玉のジャム。さわやかな酸味がたまりません!このほかにウクライナ産のクロスグリジャムもありました。


ナタリアさんはチョコレートマフィンを焼いて差し入れてくださいました。(右下)


コーヒーカップに入っているのはラトビア産のニシンのオイル漬(缶詰)に玉ねぎ微塵切を加えマヨネーズ合えしたものです。


ライ麦パンに添えて食べたら絶品ですが、今日は胡桃パン。

さらにこちらもラトビア産のオイルサーディン(缶詰)です。どちらも今、日本ユーラシア協会事務所で販売しています。おいしくてリーズナブルな缶詰です。デザインもおしゃれ。


肝心のサモワールですが、ムードはよいものの、容量が少なくて(2リットル弱?)、10人でお茶を飲むとすぐお湯がなくなってしまいます。しょっちゅうお水を足さなくてはなりません。またお湯が沸騰した後、「保温モード」にしておく、という機能はなく ぐらぐら煮立ってしまいますので 時々コードを抜いて一休みです。ちなみに水を注いでいるこのやかんのようなものもロシア製の電気湯わかしです。
サモワールの上にのせた小さなポットから濃いお茶をカップに注ぎ、その後本体についている小さな蛇口から熱湯を注いでお茶を好みの濃さに薄めて飲みます。


ロシアにはこういう言葉があるそうです:
Чай должен быть, как женский поцелуй - крепкий, горячий и сладкий.
(お茶は女のキスのようでなければならない。強く、熱く、甘くなくては。)

参加者はウクライナ人一人、日本人8人とアレーシュカさん(ベラルーシ人)と娘のミライちゃんで11名でした。ロシア語のお話を聞いたり、お茶やサモワールに関することわざを習ったり、ロシア語で自己紹介したり、、とお勉強もしっかりできました。

かわいいサモワールを囲んで、おいしいものを食べながら、のんびりと優雅な午後のティータイムを過ごしました。初めての試みでしたが「またやってほしい。」「ブリヌィをその場で焼くのはあわただしいので お菓子を持ち寄りすることにしたら?」「もう少し参加者を増やしたら?」」などのご意見が出ています。
準備や後片付けをしてくださった皆様、どうもありがとうございました。





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新春お茶会 サモワールを囲んで!

2012年12月25日 | サモワールお茶会
来年1月20日(日)午後14時にサモワールでお茶をいれる「新春お茶会」を開催します。

長い間ロシア語教室に飾られていたサモワールですが 今まで何度も「どうやって使うんですか?」「一度これでお茶を飲んでみたい!」という声があったにもかかわらず、実現しませんでした。このサモワールはロシアのお土産なので 220v対応のものです。今回変圧器を購入していただいたので安心して日本でも使えることになりました。

本体には水を入れて加熱します。小さめのポットに濃い紅茶を作り、少なめにティーカップに入れ、本体で沸かしたお湯を蛇口から注いで好みの濃さに薄めて飲みます。
本体の上にポットをのせるスペースがあります。ここに置くとポットのお茶もさめないわけです。


さあ、このサモワールでお茶を飲みましょう!

当日はベラルーシ人のナタリア・アレーシュカさんをゲストにお迎えして お茶やブリヌィについてお話をしていただきます。そして 彼女と一緒にブリヌィを焼いて食べましょう。ブリヌィはロシア風のクレープです。サワークリームやジャムを添えて お茶菓子に。


時:2013年1月20日(日)14:00~16:00
所:愛知民主会館3階ロシア語教室
ゲスト:ナタリア・オレーシュコさん
参加費:1000円(日本ユーラシア協会員は800円)
申し込み:電話:日本ユーラシア協会愛知県連事務所 052-526-1150
     mail:kokoshka2011@gmail.com

かならずご予約の上お越しください。今回は申し込み順先着10名様までです。お申し込みは今すぐ!できるだけメールでお願いします。
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