サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

関西ロシア語コンクール見学報告

2011年12月06日 | 関西ロシア語コンクール
11月27日に大阪で関西ロシア語コンクールが開催されました。初級部門19名、中級部門8名、上級部門7名が出場。残念ながら愛知県からは出場者がなかったのですが ロシア語講座の難波忠清先生と初級クラスの松井佐和子さんが見学に行かれました。当日は朝8時に名古屋駅集合、10時から17時まで見学とハードスケジュールでしたがとても楽しかったとのことでした。松井さんが見学報告を書いてくださいました。
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関西ロシア語コンクール視察報告 ~壇上からみた風景~
                     松井佐和子
「では、発表者は登壇してください。」
司会者の声が響く。さあ、遂に順番がやってきた。落着いて、大丈夫。発表者は淀みなく3分間のスピーチを進めている。私はちらりと聴衆の顔を覗く。どの顔にも見える真剣な表情と熱い視線にぶつかり、私はあわてて視線を前へ向けた。
そうこうしている間にスピーチは終わりロシア人先生による質疑応答が始まった。発表者へ質問が投げかけられる。緊張の一瞬だ。がんばって!はたして発表者の運命は―

 11月27日(日)大阪にて行われたロシア語コンクールに難波先生に同行させて頂き、視察へ伺うことになった。序文は発表者のご厚意で急遽、アシスタントとして一緒に壇上へ上がる好機を得た私の体験である。

 読者の皆様よ、『ロシア語コンクール』というと何だか堅くて難しくて面白くなさそうと考えがちではないだろうか。否、各自思い思いの、歌あり、化学実験あり、コサックダンスありの大変バラエティ性に富んだスピーチ大会だったのである。そして入賞賞品には、一度は行ってみたいモスクワ大学一ヶ月留学権、ホフロマ塗りセット、露語辞典、マトリョーシカetc しかも全36名の参加者中、初~上級の1位から3位、特別賞あわせて約15名は賞がもらえる計算なのだ。(当日はモスクワ大学より視察の教授がみえて特別賞もあった)

 私が今回視察に参加した理由は一番は興味本位だった。ロシア語を授業以外で聞く機会がない私は、他のロシア語を習う人たちがどんな話をし、そしてどんな人達であるのかちょっとだけ見てみたいと思ったのだ。なんとロシア語学習暦2ヶ月という驚くべき無謀さで視察に参加した私でも楽しめたのだから、中級、上級の学習者なら更に得るものが多いだろう。私も次回に向け、日々のロシア語学習に励もうと決意を新たにし帰路へ着いたのだった。
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(ロシア語コンクールの壇上で飛び入りアシスタントを務める松井さん。スピーチをしているのは岐阜から参加されたMさん。撮影:難波先生)

ちなみにこのMさんは今年の夏、愛知県連のロシア語特別講座に参加された方です。スピーチは「新しいエネルギー」という題で実験付き!レモン果汁を使って電力?を生み出しオルゴールを鳴らすというものだったのだそうです。