サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

ロシア兵捕虜慰霊祭

2012年04月22日 | イヴェント
4月1日(日)午後2時から平和公園のロシア兵捕虜墓地で日露戦争時のロシア兵捕虜(名古屋で亡くなった15名)の慰霊祭が行われました。慰霊祭は日本ユーラシア協会愛知県連とハリストス教会の共催で行われ、松島神父様と教会の聖歌隊の方々が毎年ここでミサをとりおこなってくださっています。

4月1日は雨模様で冷たい風が吹く日でしたが在大阪ロシア領事館のアレクセイ・ウソフ領事、日本ユーラシア協会会員、「ロシアとの友好・親善ををすすめる会」会員など約40名が参加し、名古屋で亡くなったロシア兵の冥福を祈り、日露全戦没兵士と東日本大震災の犠牲者に黙とうを捧げました。ミサの後全員がお墓に献花を。


この後、愛知県連の合唱団「ミール」が「ロシアわが祖国」と「ふるさと」を献歌し、あいにくのお天気なので短時間でしたが「パミンキ」(追善のもてなし)がありました。

日露戦争後名古屋には数か所の捕虜収容所があり、数千人の捕虜がいたとのことです。名古屋の収容所で亡くなった15人のロシアの兵士は最初は東区にあった陸軍墓地内に埋葬されていたそうです。名古屋の空襲や墓地の移転などでよくわからなくなっていたのだそうですが1990年に日本ユーラシア協会員によって再発見され、ユーラシア協会愛知県連やハリストス教会の呼びかけで市民から募金もあり、15基の墓が再建されました。
1991年から毎年4月の第一日曜日にここで慰霊祭が行われています。

今では亡くなった15人の名簿も確認されているそうです。名簿によると15人のうち大半は20-30代の人で、肺炎や結核で亡くなっています。せっかく戦争を生き延びたのに 故郷を遠く離れた異国で死ぬことになったまだ若い人たち。どんなに無念だったことでしょう。


初めて見たロシア その6 -お土産編

2012年04月22日 | 旅行
Mさんのロシア旅行報告、最終回はお土産編です。初めて行った外国で効率よくお土産を買うのはなかなか難しいものですが 彼女は短い滞在の中で素敵なものをみつけてこられました。その一部を見せていただきましょう。

卵の形のゴージャスなペンダント。一つは自分用、もう一つはお友達に。


ソ連時代の勲章です。左下のは「大祖国戦争 前線」と書いてあり、対ドイツ戦の前線で功績があった兵士に与えられたものではないでしょうか?


ロシアの女性が髪や肩にかける大判のショール「プラトーク」です。とてもシックな色合いでMさんにお似合いです。


ロシア語教室のクラスメートにもこんなかわいいお土産をくださいました。カラフルなお菓子の詰め合わせですが、右下にある卵型のものは木製のオーナメントです。旅行の日程はちょうどイースターの直前でした。キリスト教ではイースターは盛大にお祝いする祝日、ロシア正教でもゆで卵をきれいに装飾したものを作り、プレゼントする習慣があります。


ロシア語の先生に新聞や雑誌を。エリザベス女王の秘話やベン・アフレック情報、また「私はこの人のためにこんなにつらい思いをさせられた、、」というある女性歌手の愛の実話、、など興味深々の記事が!Mさんはご自分にもお料理やファッションの雑誌を買ってこられました。「自分で読んで楽しめるようにロシア語の勉強をがんばります!」とのことです。


Mさんの初めてのロシア旅行報告、いかがでしたでしょうか?
たくさんの楽しい写真を投稿してくださったMさん、ほんとうにありがとうございました。
これからもロシア語の勉強頑張ってくださいね。