サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

ロシア語サロン番外編ーリャザンという町、そして素晴らしいロシアの工芸品

2011年11月01日 | ロシア語サロン
10月30日(日)午後2時からロシア語サロン番外編が開催されました。ゲストは花井景子さん。2年間リャザン国立大学で日本語講師をされてこの夏に帰国されたばかりの彼女からまずリャザンについてのお話をうかがいました。

リャザンの民族衣装で花井さん登場!この美しい衣裳はリャザン大学の教え子たちからのプレゼントだそうです。


リャザンはモスクワから南東へ約200キロにあり、人口は約50万人の町です。博物館、教会、川をめぐるクルーズ、大学や日本語を学ぶ学生たち、そして花井さんが住んでいたマンションの様子などたくさんの写真を見せていただきました。彼女が教えた優秀な学生さんたちはモスクワの日本企業などに就職して活躍しているそうです。

後半は彼女が愛してやまないロシアの工芸品のお話。ロシアのお土産といえばマトリョーシカが有名ですが、マトリョーシカにもこんなにいろいろなタイプがあります。
花井さんが持って来てみせてくださったマトリョーシカのいろいろ。顔も衣裳もそれぞれ違います。



このマトリョーシカですが、実はルーツは日本にあったと言われてます。これが マトリョーシカ製作のヒントになったという箱根の入れ子人形。


マトリョーシカやホフロマ塗りやグジェリ(陶器)が作られている工房の様子や製作のプロセスの写真も見せていただきました。これは彼女が実際にあちこちの工房を取材に行った時の写真なんです。けっこう遠く不便なところにある工場もあったようですが ものともせずに見に行ってしまう情熱!

お茶菓子には花井さんとロシアの工芸品に敬意を表してロシアのチョコレートをご用意しました。リスの包装紙がとてもかわいいもの。器はロシアの有名な工芸品 ホフロマ塗りです。



左はこれも有名なジョストヴォのお盆(金属製・これは大学の同僚からのプレゼントだそうです)、右は木製のお盆で、リャザン州カシーモフのカシーモフ塗り。


ミハイロフのレース


その他にもベレスタ(白樺細工)、パーレフの小箱、素朴でかわいい木工のおもちゃ、レトロな模様の食器類などを手に取って見ることができました。ロシアとその工芸品を愛する花井さんのお話はとても面白く、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。彼女は言語明瞭、とてもお話が上手です。聞きやすくて 思わず引き込まれてしまうのです。「さすが、日本語の先生!」という感嘆の声がありました。そして、ああ、ロシアに行きたくなりました!

リンゴのケーキと紅茶で一服して


マトリョーシカやジョストヴォのお盆を手にゲストを囲んで記念撮影!ユーラシア協会秘蔵のサモワールやグジェリの花瓶もお部屋に飾って。


最後にサイン会をお願いしました。サインとともに"Все будет хорошо"(すべてがよくなる。みんなうまく行く)のメッセージも書いてくださいました。


こちらがこの春出版された花井さんの本「ぬくもり雑貨いっぱいのロシアへ」です。きれいな写真満載の楽しい本!事務所で販売中。1890円です。


花井さんは「ロシアと日本の工芸・雑貨・器 & カフェ リャビーナ Рябина 」というお店を開かれるそうです。場所は地下鉄伏見駅そば(〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦二丁目10-3 山田森ビル3F )、開店は11月22日(よい夫婦の日)とのことです。ぜひ お出かけください。

サロンで見せていただいた工芸品もお店に並ぶかもしれませんね。これからもロシアに買い付けに行くという彼女に「ジョストヴォのお盆、これくらいの大きさがほしい」「ホフロマ塗りのボウルが買いたい」などと早くもリクエストが寄せられていました。
詳しくは彼女のブログをごらんください。










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1 コメント

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ありがとうございました。 (Hanai)
2011-11-02 01:14:39
サロンでは早くから会場の準備をしていただき、本当にありがとうございました。お世話になりました。
参加者のみなさんに楽しんでいただけたのでしたら、私もうれしいです!

日ユ協会のみなさま、オープンしましたらぜひお店にも遊びにきてください。
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