12月9日(日)午後2時から愛知民主会館2階ホールで第3回ヨールカ祭が開催されました。
準備は1時前から始まりました。まずホールの机と椅子を移動して会場作り。会場の前の方ではロシア人の先生方が人形劇の舞台を作っておられます。
後ろの方ではお料理サークル「ペーチカ」のみなさんがブリヌィ(ロシア風クレープ)を焼く準備を進めています。参加者各自が自分で焼いて食べる予定です。
2時になりました!
オープニングは日本ユーラシア協会が誇る合唱団「ミール」の歌です。団員の高齢化が問題だそうですが、元気な声でのロシア語と日本語の熱唱は「ワニのゲーナの歌」(アニメ ”チェブラーシカ”の中でゲーナが「残念ながら誕生日は年に一回しかない」と歌っています。)と「長い道」(元々はロマの人々の歌だったそうですが 1968年にメリー・ホプキンが”悲しき天使”という題で歌って世界的大ヒットになりました。)鳴りやまぬ拍手に答えてのアンコールは「ロシア わが祖国」でした。伴奏はアコーディオンです。
続いて山崎タチアナ先生、アリビーナ・ブレンコーワ先生、伊藤エレーナさんによる人形劇「野原のおうち」ですが ロシア語での上演ですので その前にちょっと予習を。
まず原題の" теремок" ですが ちょっとおしゃれなこぎれいな家という意味のтерем という言葉をかわいく表現したものです。これをさらにかわいらしく言った теремочек という表現も劇の中に出てきます。
登場するのは以下の動物たち。
мышка-норушка 野ネズミ
лягушка-квакушка アマガエル
зайчик-побегайчик ピョンピョンウサギ(走り屋うさぎ)
лисичка-сестричка きつねのおねえさん
волчок-серый бочок 灰色オオカミ
медведь косолапый ガニマタ熊さん
野ネズミが最初に野原でかわいいおうちをみつけました。
Кто-кто в теремо̀чке живёт, кто в невысо̀ком живёт ?
「このおうちに住んでいるのはだれ?」とたずねますが答えがありません。そこで野ネズミはここに住むことにしました。それから次々に動物たちがやってきて
Кто-кто в теремо̀чке живёт, кто в невысо̀ком живёт ? と呼びかけます。
ロシアのカエルは ”кваーква”(クヴァークヴァー)と鳴くそうです。それでカエル(лягушка)にも”квакушка”と愛称がつけられているのですが、、このカエルの声の上手いこと!(演じたのは伊藤エレーナさんでした)
Пусти(те) и меня!
「私も中に入れてよ。」
というとみんな
Ну, ладно! Иди !
「いいとも。お入りよ!」
とおうちに入れてもらえたのですが、最後にやって来たのは大きな熊でした。
熊もやっぱり ”Ну, ладно! Иди !”と言ってもらえたのですが、大きすぎてどうやっても中にもぐりこめません。そこで熊は屋根に登ったところ、、おうちは壊れてしまいました。熊は森に去り、おうちに住んでいた動物たちはまた協力してもっと素敵なおうちをたてましたとさ。
Тут и ска̀зке конѐц, а кто слу̀шал- мо-ло-дец !
これでお話はおしまい。お話を聞いた子もおりこうさん!
今回も素晴らしい熱演で 子供たちは夢中になって見ていました。
この人形劇の動画がyoutubeに投稿されています。ご覧になってください。
前半
後半
山崎先生のヨールカについてのお話の後はギリシャのアトスのワイン、グルジアのワイン、紅茶を飲みながらのパーティです。
自分で焼いて食べるはずだったブリヌィですが 大勢でこれをするには時間がかかり過ぎることがわかり、結局ペーチカのメンバーに焼いていただくことになりました。カッテージチーズやジャムをくるんでもう一度バターで焼いて、、おいしい焼きたてを食べようと長い列ができてしまいました。「ペーチカ」のみなさんは大忙し。お疲れ様でした。
焼き立てのブリヌィにサワークリームをかけて。
その他にも会員手作りのロシア料理や(ロシアの名産品「ホフロマ塗り」の器で)
差し入れのお菓子やサラダなども
今回はサモワールも登場しました。(写真右端)このサモワールはロシア製ですので変圧器につなぎ、220Vから100Vに落として使用しています。濃くいれた紅茶をこのサモワールでわかしたお湯でうすめて飲みます。文字通り「サモワールを囲んで」のパーティになりました。
今年みんなで歌った歌は "Мы желаем счастья вам"(あなたに幸せを)です。こんな歌です。
歌唱指導は合唱団ミールの河西さん、伴奏は松坂仁さん、発音指導はアリビーナ先生にお願いしました。初めて聞く曲、初めて見るロシア語の歌詞はなかなか難しかったようですが ロシア語の歌のレパートリーに加えていただけたでしょうか?
この歌の中で繰り返し使われている表現が
желать(願う・望む) + 誰々に(与格)+何々を(生格) です。
たとえば
Я желаю вам успехов в работе.
(お仕事の成功を祈ります。)
とてもよく使われる表現なので「これを歌って覚えてもらおう」というのがロシア語の先生たちがこの歌を選んだ理由の一つなのでした。
大人が40名(うち ウクライナ人・ロシア人9名)子供が5人集まり、なごやかに楽しいひと時を過ごしました。みなさま ご協力ありがとうございました。
С наступающим новым годом !
よいお年を!
準備は1時前から始まりました。まずホールの机と椅子を移動して会場作り。会場の前の方ではロシア人の先生方が人形劇の舞台を作っておられます。
後ろの方ではお料理サークル「ペーチカ」のみなさんがブリヌィ(ロシア風クレープ)を焼く準備を進めています。参加者各自が自分で焼いて食べる予定です。
2時になりました!
オープニングは日本ユーラシア協会が誇る合唱団「ミール」の歌です。団員の高齢化が問題だそうですが、元気な声でのロシア語と日本語の熱唱は「ワニのゲーナの歌」(アニメ ”チェブラーシカ”の中でゲーナが「残念ながら誕生日は年に一回しかない」と歌っています。)と「長い道」(元々はロマの人々の歌だったそうですが 1968年にメリー・ホプキンが”悲しき天使”という題で歌って世界的大ヒットになりました。)鳴りやまぬ拍手に答えてのアンコールは「ロシア わが祖国」でした。伴奏はアコーディオンです。
続いて山崎タチアナ先生、アリビーナ・ブレンコーワ先生、伊藤エレーナさんによる人形劇「野原のおうち」ですが ロシア語での上演ですので その前にちょっと予習を。
まず原題の" теремок" ですが ちょっとおしゃれなこぎれいな家という意味のтерем という言葉をかわいく表現したものです。これをさらにかわいらしく言った теремочек という表現も劇の中に出てきます。
登場するのは以下の動物たち。
мышка-норушка 野ネズミ
лягушка-квакушка アマガエル
зайчик-побегайчик ピョンピョンウサギ(走り屋うさぎ)
лисичка-сестричка きつねのおねえさん
волчок-серый бочок 灰色オオカミ
медведь косолапый ガニマタ熊さん
野ネズミが最初に野原でかわいいおうちをみつけました。
Кто-кто в теремо̀чке живёт, кто в невысо̀ком живёт ?
「このおうちに住んでいるのはだれ?」とたずねますが答えがありません。そこで野ネズミはここに住むことにしました。それから次々に動物たちがやってきて
Кто-кто в теремо̀чке живёт, кто в невысо̀ком живёт ? と呼びかけます。
ロシアのカエルは ”кваーква”(クヴァークヴァー)と鳴くそうです。それでカエル(лягушка)にも”квакушка”と愛称がつけられているのですが、、このカエルの声の上手いこと!(演じたのは伊藤エレーナさんでした)
Пусти(те) и меня!
「私も中に入れてよ。」
というとみんな
Ну, ладно! Иди !
「いいとも。お入りよ!」
とおうちに入れてもらえたのですが、最後にやって来たのは大きな熊でした。
熊もやっぱり ”Ну, ладно! Иди !”と言ってもらえたのですが、大きすぎてどうやっても中にもぐりこめません。そこで熊は屋根に登ったところ、、おうちは壊れてしまいました。熊は森に去り、おうちに住んでいた動物たちはまた協力してもっと素敵なおうちをたてましたとさ。
Тут и ска̀зке конѐц, а кто слу̀шал- мо-ло-дец !
これでお話はおしまい。お話を聞いた子もおりこうさん!
今回も素晴らしい熱演で 子供たちは夢中になって見ていました。
この人形劇の動画がyoutubeに投稿されています。ご覧になってください。
前半
後半
山崎先生のヨールカについてのお話の後はギリシャのアトスのワイン、グルジアのワイン、紅茶を飲みながらのパーティです。
自分で焼いて食べるはずだったブリヌィですが 大勢でこれをするには時間がかかり過ぎることがわかり、結局ペーチカのメンバーに焼いていただくことになりました。カッテージチーズやジャムをくるんでもう一度バターで焼いて、、おいしい焼きたてを食べようと長い列ができてしまいました。「ペーチカ」のみなさんは大忙し。お疲れ様でした。
焼き立てのブリヌィにサワークリームをかけて。
その他にも会員手作りのロシア料理や(ロシアの名産品「ホフロマ塗り」の器で)
差し入れのお菓子やサラダなども
今回はサモワールも登場しました。(写真右端)このサモワールはロシア製ですので変圧器につなぎ、220Vから100Vに落として使用しています。濃くいれた紅茶をこのサモワールでわかしたお湯でうすめて飲みます。文字通り「サモワールを囲んで」のパーティになりました。
今年みんなで歌った歌は "Мы желаем счастья вам"(あなたに幸せを)です。こんな歌です。
歌唱指導は合唱団ミールの河西さん、伴奏は松坂仁さん、発音指導はアリビーナ先生にお願いしました。初めて聞く曲、初めて見るロシア語の歌詞はなかなか難しかったようですが ロシア語の歌のレパートリーに加えていただけたでしょうか?
この歌の中で繰り返し使われている表現が
желать(願う・望む) + 誰々に(与格)+何々を(生格) です。
たとえば
Я желаю вам успехов в работе.
(お仕事の成功を祈ります。)
とてもよく使われる表現なので「これを歌って覚えてもらおう」というのがロシア語の先生たちがこの歌を選んだ理由の一つなのでした。
大人が40名(うち ウクライナ人・ロシア人9名)子供が5人集まり、なごやかに楽しいひと時を過ごしました。みなさま ご協力ありがとうございました。
С наступающим новым годом !
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