ああ。
雪が降っています。
雨の音が、おとなしくなったと思ったら。
*
おお、雪だ。
と、
嬉しくなって、窓をあけています。
電柱にくっついた街灯の 白い明かりのまわりにだけ、
大きな白い雪つぶが、さんさんと、斜めに
流れては 消えて行くのが
この部屋の 私のところから、見えています。
少し、みぞれまじりの、湿り雪のよう。
ぴちゃぴちゃ と、降ったそばから融けてゆく音も、
時折 夜の闇にまじって聴こえます。
積もらない雪かしらん。
だけど
ベランダの桟に、すこしずつ積もって来ています。
ああ、少しは積もるのかな。
なんだか、嬉しい。
うれしいけれど、とてもしずかなテンションで、うれしい。
とりわけ表に出ている指に ひんやりとした風が攻めて来て、
寒いは寒いけど、
なんとなく、窓を閉めたくないのです。
いや、きっとそろそろ閉めるけどね。
一時間ごととかに、開けたりしそうです。
今、どんなかなー?って。
*
寒さは「嫌い!」と、はっきり言えるけど、
雪は「好き!」と、はっきり言えるのです。
どこまでも 静かな遠い 遠い 深ーーーーいところに、心をもっていかれる。
そんな感じがするのです。
そんな感じが、たぶん、
とても惹かれるのです。
*
そういえば、
火を見つめているときも、
これと同じ気持ちが、湧いて来ます。
遠く 深く 暗く 静かなところに 静かに吸い込まれる。
自ずと
しばらく 全ての能動的な活動を停止して
ただその 炎の揺れ動きとか 雪の流れとかの
まるで静止したように 一瞬ごとに変わり続けてゆく ものの流れ というものを
ひたすら無言で 無音で じっと見つめ続けていたい。。。
という、、。
只管打坐(しかんたざ)?
静観?
、、、なんとなくそう、禅の修行僧的な、気持ち。
*
最近の 春めいたあたたかさは、
それはとても うれしいけれど
ぬるま湯のようで
久しぶりに 冴えた
清らげに 洗われたような 澄んだ冷や風に 当てられて
少し、シャキッと
目が覚めたような心地がします。
雪です。
*
雪が降っています。
雨の音が、おとなしくなったと思ったら。
*
おお、雪だ。
と、
嬉しくなって、窓をあけています。
電柱にくっついた街灯の 白い明かりのまわりにだけ、
大きな白い雪つぶが、さんさんと、斜めに
流れては 消えて行くのが
この部屋の 私のところから、見えています。
少し、みぞれまじりの、湿り雪のよう。
ぴちゃぴちゃ と、降ったそばから融けてゆく音も、
時折 夜の闇にまじって聴こえます。
積もらない雪かしらん。
だけど
ベランダの桟に、すこしずつ積もって来ています。
ああ、少しは積もるのかな。
なんだか、嬉しい。
うれしいけれど、とてもしずかなテンションで、うれしい。
とりわけ表に出ている指に ひんやりとした風が攻めて来て、
寒いは寒いけど、
なんとなく、窓を閉めたくないのです。
いや、きっとそろそろ閉めるけどね。
一時間ごととかに、開けたりしそうです。
今、どんなかなー?って。
*
寒さは「嫌い!」と、はっきり言えるけど、
雪は「好き!」と、はっきり言えるのです。
どこまでも 静かな遠い 遠い 深ーーーーいところに、心をもっていかれる。
そんな感じがするのです。
そんな感じが、たぶん、
とても惹かれるのです。
*
そういえば、
火を見つめているときも、
これと同じ気持ちが、湧いて来ます。
遠く 深く 暗く 静かなところに 静かに吸い込まれる。
自ずと
しばらく 全ての能動的な活動を停止して
ただその 炎の揺れ動きとか 雪の流れとかの
まるで静止したように 一瞬ごとに変わり続けてゆく ものの流れ というものを
ひたすら無言で 無音で じっと見つめ続けていたい。。。
という、、。
只管打坐(しかんたざ)?
静観?
、、、なんとなくそう、禅の修行僧的な、気持ち。
*
最近の 春めいたあたたかさは、
それはとても うれしいけれど
ぬるま湯のようで
久しぶりに 冴えた
清らげに 洗われたような 澄んだ冷や風に 当てられて
少し、シャキッと
目が覚めたような心地がします。
雪です。
*