目覚めたときに しんしんと降っていた
雪は

いったん こんもり積もりながら
あっさり止んで。
昼の陽が そろそろと廻っているうちに

あっさり
消え果ててゆきました。
*
それでも
空気の中には、雪の居た気配が、なんとなく残っていて。
濡れてるんでも 乾いてるんでもない、
というか
濡れてるようで 乾いてるようでもある、
雪 という
水でありながら 水でないものの
静かに消えるにおい
しずかに澄まされた 雪の融けるにおいが
なんとなく、しばらくずっと、
そこらに浮いているようでした。
*
そして、雪明けにすこんと晴れた、今日。
「今日の夕焼けは、綺麗っぽい気がする!」
って思って、
パソコンをかたかた打つ仕事の手を止め、
あわてて外に駆け出して、
撮った。

うん。
やっぱり綺麗。
家の近くには
結構 視界が広く、高台から南西を見下ろせる、
ナイスポジションがあります。
バーン!と、
この東京にしては、広ーい感じで
きっちり、空を撮れたりする。
今日も、撮ってみた。

滲む紅色の火。
だけど、
空の 遠大な感じや
純粋な色のキレイさとか 深み
などなど、、、で言ったら、
もっと空気のきれいな 田舎の方とかには、
やっぱり、敵わないと思います。
しっちゃかめっちゃかに入り乱れてもう、果てしない電線の網を
運良く フレームから外すことが出来ても、
撮れるのは やっぱり
都会色の夕焼け。
むしろ それならば:
外に飛び出した瞬間に 見上げた、
その、景色。
電線もしっかり入っちゃってて、
建物の ごちゃまぜのラインだらけの
ごちゃごちゃの影に切りとられた
すき間の空。
だとか。

「ああっ、やばい!早くしないと!」
「沈んじゃう!夕焼けが終わっちゃう!」
って
なんか焦って、
「とりあえず!」って瞬撮した
ななめに見た空、だとか。
そっちのほうが
なんか、、、なんとなくなんですけど、
この都会の街で流れている、
目に見えない、
より“リアル”な「空気感」
というか
「湿度」とか「温度」とか、
あと
「時間」
っていうのも 入りこむ気がして。
なんか、、、漠然とだけど、
むしろ
良い写真になったりする、、、のかも、しれない。
根拠は全くないんだけど。
*
、、って、
撮ってみた夕焼けの、あんまりうまくない写真たちを
つらつらーーっと眺めて、
なんとなく、
思ったり、しました。

そんなこと、ないか。
撮る人の腕次第、か。
*
雪は

いったん こんもり積もりながら
あっさり止んで。
昼の陽が そろそろと廻っているうちに

あっさり
消え果ててゆきました。
*
それでも
空気の中には、雪の居た気配が、なんとなく残っていて。
濡れてるんでも 乾いてるんでもない、
というか
濡れてるようで 乾いてるようでもある、
雪 という
水でありながら 水でないものの
静かに消えるにおい
しずかに澄まされた 雪の融けるにおいが
なんとなく、しばらくずっと、
そこらに浮いているようでした。
*
そして、雪明けにすこんと晴れた、今日。
「今日の夕焼けは、綺麗っぽい気がする!」
って思って、
パソコンをかたかた打つ仕事の手を止め、
あわてて外に駆け出して、
撮った。

うん。
やっぱり綺麗。
家の近くには
結構 視界が広く、高台から南西を見下ろせる、
ナイスポジションがあります。
バーン!と、
この東京にしては、広ーい感じで
きっちり、空を撮れたりする。
今日も、撮ってみた。

滲む紅色の火。
だけど、
空の 遠大な感じや
純粋な色のキレイさとか 深み
などなど、、、で言ったら、
もっと空気のきれいな 田舎の方とかには、
やっぱり、敵わないと思います。
しっちゃかめっちゃかに入り乱れてもう、果てしない電線の網を
運良く フレームから外すことが出来ても、
撮れるのは やっぱり
都会色の夕焼け。
むしろ それならば:
外に飛び出した瞬間に 見上げた、
その、景色。
電線もしっかり入っちゃってて、
建物の ごちゃまぜのラインだらけの
ごちゃごちゃの影に切りとられた
すき間の空。
だとか。

「ああっ、やばい!早くしないと!」
「沈んじゃう!夕焼けが終わっちゃう!」
って
なんか焦って、
「とりあえず!」って瞬撮した
ななめに見た空、だとか。
そっちのほうが
なんか、、、なんとなくなんですけど、
この都会の街で流れている、
目に見えない、
より“リアル”な「空気感」
というか
「湿度」とか「温度」とか、
あと
「時間」
っていうのも 入りこむ気がして。
なんか、、、漠然とだけど、
むしろ
良い写真になったりする、、、のかも、しれない。
根拠は全くないんだけど。
*
、、って、
撮ってみた夕焼けの、あんまりうまくない写真たちを
つらつらーーっと眺めて、
なんとなく、
思ったり、しました。

そんなこと、ないか。
撮る人の腕次第、か。
*