歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

美味し花

2010年02月24日 | 徒然 -tzure-zure-
うかうかしてたら、春すら飛び越えたような温かさが襲って来ました。

いかんいかん!ぼやぼやしてられないですね。


庭の紅梅も大満開です。




さて。

この前の土曜も、お茶の稽古に行きました。
毎月三回、シュッ!となる。裏千家でございます。




ほぼ毎週、土曜。
お茶の稽古だけは なんとしても、続けよう!と、
張り切って、やっています。

たとえどんなに苦難な状況(=金銭的事情、その他もろもろ)になっても、
むしろ、
お茶を辞めないためにこそ、頑張って、仕事をしよう!
と、
仕事自体よりもむしろ張り切って(笑)、着々とがんばっています。


がんばっています、 というか、

ただ普通に、
とても愉しくてしょうがないんです。
「やりたい」、「辞めたくない」、その一心。


何か、事を為し続けて行くには、やはり、
「楽しい!」とか「好きだ。」と想えることが、必要ですよね。

辛さや苦しさや哀しみや大変さの中にも、少しでも、
「でも、楽しいな。」と、
自分がニッコリ微笑める、明るい気持ちにつながっていく、そのカケラさえあれば。





茶道って、
使う道具から何から、
全てにおいて、“季節”を意識しているんだそうな。

刻々流れ移ろいゆく日本の季節。それに呼応して考えられた作法や、
お道具の使い方。
空間の使い方。

それは、季節そのものを楽しむための作法 でもあります。

そしてこれが、とっても勉強になります!
職業柄、もはや、欠かせない。




さて。
今回登場した 季節のお菓子が こちら。





 すごい綺麗でしょう、、、


繊細なマーブル模様のグラデーション。

実に渋いトコついてる、微妙な紫のような、ピンクのような、茶色のような、
不思議な色合い。実に渋い。


みんなして、ほぉ~~っと、見とれてしまったのでした。


しかも、

すごい美味いの、、、!


もっちりあんこに、ふっくらしたクリームも入ってるようで、栗まで入ってた。



これ、御銘は何だと思いますか?



正解は、(もう言っちゃうよ↓)

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓


「磁石の木」です。




実はこれ、
「モクレン」の異名。

もうすぐ咲く、あの木蓮です。



実際の商品名としては、「もくれん」その花の名前自体で売っていたそうなんですが、
お茶席では、「かぶる」ことを良しとしません。

ストレートに花の名前そのものだと、お床に生けてある「花」とかぶってしまう。
だから、「もくれん」は、NOなのです。


そこで、
先生が木蓮の異名を調べたところ、、、、


「磁石の木」と出た。


磁石の木、その由来は、

つぼみの先がみんな、北を指すから。なんですって!
これ、知りませんでした。

調べてみたら、
木蓮やコブシのつぼみは、
日が良く当たる南側のほうが、先んじて、よくふくらみます。つまり、南側。
おしりが先にふくらんでいくので、もう一方の先端側は、自然と北の方を向く、というわけ。

なるほどー!
一同感心。


それにしても、



綺麗で美味しい!



お茶を辞めたくないのは、
毎回 美味しいお菓子に出逢えるから。ってのも、まあ、あります。




そういえば、
木蓮のつぼみ、この前、写真載っけましたね。

せっかくなので、もう一回載っけとこう。




  *ところで、、、
  なんでこの時、タイトルを、「見納め」なんて書いたんだろう、、梅はまだ咲いてるのに。
  って、今、ふと思っています。
  なんか、センチメンタルだったんでしょうね。たぶん。春だから。



木蓮。春色の花。


今年新しく咲いたら、
新しいそれを撮って、
改めて、載せたいと思います。


今年は、モクレンがたくさん咲く場所を見つけてあるので、ふふふ、、楽しみ。


前にも書いた通り、
とても好きな花です。「磁石の木」とは、知らなかったけど。





さて。
次回こそ、「金色のライブ」:本編!
、、、の予感。

すでにご本人が、なにげにトラックバックを付けてくれて、
ブログに書いて下さっておりますね。

そう。下北沢のモナレコードにて。




ジャスミン(茉莉花)焼酎というのを、初めて呑みました。

あと、




アボカド入りタコライス。うまし!



このダブル素敵インパクトで、
がっちり ハートわしづかみ&テンションこいのぼり にされたところで、


真っ暗になって、


くだんのライブが、始まったわけです。







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