歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

無題

2010年02月08日 | 徒然 -tzure-zure-
頭では 大体 わかっているつもりでも
いざ そうなると
吃驚して、ただ、声を失くしてしまう。


不意打ちだ。

大事なものを 永久に失うことになるのは
いつだって
やっぱり 唐突で、
やっぱり、不意打ちだ。


英語だと “Unfair Surprise” というけれど

ああほんとに、「Unfair」だと。
なんていうか
途方に暮れるしかない というか
やりきれない。そんな気持ちになる。



きっと 今まさに どん底に居るはずの 友人は

むしろ
いつもよりも 凛とした顔で そこに居て
その姿を見たら、胸がぐっとつまって、
真っ白になった。


ぬるい生き方をしている自分が 恥ずかしくなった。


いつもどおりの 清冽然とした引き締まった微笑みを 小さく
こちらに向けてくれて

ますます うろたえてしまったのはむしろ
自分の方でした。

まだ それほどのものを たぶん何にも うしなったことがない
たぶん まだ全然何にも 解ってやしない
自分のほう。


友人は なんて強いんだろうかと、思う。

でも
明らかにダメージを受けているのも、わかる。


だけど、
なんといえば 正しいんだろう。

いつ
どういうふうに
何と声をかけえば、一番良いんだろう。


全然、無い。
出て来るべき 真っ当なことばが、ぜんぜん無い。


薄っぺらすぎる。
自分はまだ、すごく、薄っぺらい。
甘ったるい。
そして、弱っちい。
どうしようもないな。

なんなんだろう。
腹が立つ。
自分に。

何を 勘違いしてたんだろう。

自分ごときに 何ができると 思っていたんだろう。
思い上がるな。非力なくせに。偉そうに。
何様なんだ。馬鹿。


、、なんて、
自分のダメさを責めでもすれば、なんとなくレベルが上がるとでも 思ってるのか。
最悪だ。
自分の馬鹿さに、自分で酔うなんて。

ますます、馬鹿だ。




ちっぽけだなあ。





ちっぽけだ。







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