いやー、いよいよヤバくなってきましたですね、第5波
このままだと、移動の季節の夏休み明けには必ずまた
東京から全国へと波及するわけですから、
んー、如何ともしがたい状況かと思われます。
特に今、インド周辺に続いて東南アジアが大変な事態に
なって来ているみたいですから、次は当然、東アジアか?
今度のコロナは50代が特に危ない年代だということで、
私を含めましてこのメルマガの読者層の年代にドンピシャ
でありますから、
本当、大変な事態となって来ました、今日この頃です。
それで、このメルマガの読者の皆さんはまず間違いなく
Excelのユーザーと思いますから、数字には強い(!?)
思いますので、ここで一言言わせて頂きたいですが、
なんか、世間の数字のとらえ方が間違ってる思うんです。
たとえばですよ、空港の水際対策でPCR検査って
必ずするじゃないですか。
けど、その検査の精度って前々から7割程度だと
言われているわけです。
あの検査結果って白か黒か、すなわち、陽性か陰性か、
中性ってのは無いわけですから、陰性結果の出た人の
3割は必ず陽性であるわけですよ。
つまり、百人の陰性者の中に必ず30人の陽性者が居る
と言うことになるわけです。違います?
そうすると、2回の検査で2回とも陰性だった人でも、
その100人中の9人は誤診、即ち陽性であるわけです。
100人中の9人ですよ。1000人中の90人、10000人の900人
です。
その900人には、誓約書書かせての自主隔離(自己管理)
だけのようですから、みんな海外からの帰国者や
入国者は、
隔離期間中に、花見に行ったとか、高級レストランに
行ったとか、SNS上にそんな写真やら記事やらが
しこたま載っているわけですが、
そのうちの100人中の9人は必ず誤診の陽性者であるわけ
ですから、前の英国株でも、今度のインド株も、
市中感染が広がるのは、しごく当然と言えば当然の
話です。
けど、ちょっと考えてみてください。。
自分がもし、海外からの帰国者だったとして、
成田で2回のPCR検査が陰性で、自主隔離してください
って言われてあとは自由にさせられたら、どうします?
検査で2回も陰性だったんから、「自分は大丈夫!」
思いますでしょ?
だから、みんな出歩くわけです。知らず知らずに
市中にウイルスばらまく人と化すわけです。
それがごく当たり前の人間心理だろうと思います。
だから、ダメなのはそんな人間心理も全く何も
考えずにやっている、この国の甘い水際対策の欠陥
だと思います。
ちなみに、聞くところによると中国では、
何度検査の陰性に関わらず、入国隔離期間の2週間は、
隔離ホテルの中で部屋から一歩も出れない、
警察官による厳重な監視をされるそうです。
だから、数字を正しく理解することが非常に
このコロナ対策でも重要になるわけです。
3回のPCR検査で3回とも陰性判定だった人の
10000万人に27人は陽性者です。
それが、統計学、確率論の上にも正しい数字の
解釈です。
政治家も役人もメディアの人も、日本はその辺
わかってないコロナ対応関係者だらけです。。
で、私、ITの業界が何十年と長いですから、
言わば、長年コンピュータウィルスとの戦いを
続けてきたと言えます。
なので、新種のウィルスが出てくると、
これは大したことないとか、
これはめっぽう危険な奴だとか、
直感で大体は判るようなっています。
それ、実世界のウィルスでも言えまして、
今回の新型コロナが出始めた頃に、
これは大そうヤバいヤツやー!
との直感を致しまして、昨年の1月には
メルマガの記事でもいち早く書きまして
それで、2月以降に予定していた出版記念の
イベントも全て中止を決めました。
今思えば、これ何かと言いますと、
我々が長年戦ってきたコンピュータウィルスの
対策って、要するに、
・危険なメールは開かない、危ないURLはクリックしない。
・Windowsや各種ソフトのパッチが出たらすぐ充てる
・セキュリティソフトを入れる
この3つだと思いますが、
このどれか一つで万全だ!
というわけでは決してないわけです。
新型コロナの場合はどうでしょう?
・なるべく危険な場所へは行かない越県もしないの行動制限
・マスク、手洗い、消毒、うがい
・ワクチンを打つ
コンピュータの世界のいわゆるファイアウォールが
実世界のコロナ対策でのマスクに当たり、
こまめにパッチ充てる言うのが、手洗い、消毒、うがい
に当たる。
危険なメールは開かない、危ないURLはクリックしないは、
行動制限と同じでであり、
PCにセキュリティソフトを入れるのは、
正しくワクチンを打つ(体内に入れる)行為であります。
このどれか一つでは、決して防げない思います。
ワクチンを打ったからもう安心!なんて風潮は、
間違ってる。と私個人的にはそう思います。
前者の3つの対策が揃ってこその、正しいコンピュータウィルス
の対策であるのと同y9応に、
この新型コロナのウィルス対策でも、
後者のこの3つが、並行しての対策が、
今後も絶対に必要不可欠は続くのだろうと思う次第です。
だから、詰まる所、
新型コロナウィルスでも、コンピュータウィルスでも、
ウィルス対策の基本は同じなんだなぁ~と、
そう痛感する、今日この頃であります。
それで、数字の話に戻りますと、
現在危惧されているいわゆるデルタ株と呼ばれる
インド型ですが、
ワクチン先進国のイスラエル政府の発表によると、
既存ワクチンのデルタ株への効き目が65%だそうです。
これは実に、微妙な数字であります。
当初の効き目(変異前)が製薬会社の発表で95%あって、
ほんとかな?思っていましたが、思いのほかワクチン先進国での
効き目が期待以上に現れましたので、
ワクチンさえ打てばコロナは終わる。
みたいな空気が世界に流れていたのがほんの1か月前
の話だったわけです。
が、それが今では、半年後に3本目打つと効き目
数倍アップみたいなメーカーの話になってきて、
けど、それって半年後に3本目?
どうやら既成のワクチンは5カ月くらいで急激に効果
落ちて来るものとの(未だ不確かな)情報もありまして、
冬にしか流行しないインフルエンザは年に1本、
夏冬、こうして季節構わず流行する新型コロナの場合には、
半年に1回ペースでワクチン打たねばならない・・・のか?
というのが濃厚な話かと思えます。
どっちにしましても、感染者が増えれば増えるほど
また過激に変異する可能性いうリスクも
それだけ増すわけですから、
その意味で、感染増やさぬよう上記3つの基本的な
ウィルス対策は併用してきちっとやっていく。
それしかない思う次第です。
いま最も恐るるべきは、凶暴化した更なる変異だと思います。