星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

コルドバ便り(予告編 その1)

2008年01月12日 14時18分53秒 | Weblog

異文化交流の新しいネタの無いままに月日が流れました。

ネタ探しと言うわけでもありませんが、縁あってアルゼンチンのコルドバ(Cordoba)でホームステイしながらスペイン語を学び、アルゼンチン文化を体験するチャンスが到来しました。アルゼンチンで見たり聞いたり体験したりしたことを「コルドバ便り」として、また勝手気ままに書きなぐって見たいと思っています。

まずイントロとして、なぜアルゼンチンなのか、なぜホームステイなのかを一言。

今から遡ることおよそ40数年前の高校時代、海外に行くことを「洋行」と称していた時代です。、病弱(と自分で思っていた)な母は、「私に何があっても途中で帰ってきてはなりません」なんて、悲壮な決意で息子を送り出し、送られる方も「高校生大使」気取りで意気揚々と羽田から飛び立ったものでした。AFS交換留学生として全国から選ばれた120人あまりの高校生の一人として、なけなしの家計から無理して新調して貰った洋行用の一張羅のジャケットを、クソ暑いのに無理して着込み、袖も襟首も汗だらけのまま搭乗して機内のエアコンで冷やされて、ワイシャツの袖に出来たシミのことを今でもはっきりと覚えています。(因みに、母は92歳で天寿を全うするまで、その後40数年シッカリと生き続けました。)

当時はホノルルまで直行できないプロペラ機で、給油のため立ち寄ったウエーキ島のトイレに「殿方用」「婦人用」とあるのを見て、「あぁ、まだ日本語があるんだぁ」と安心したのもつかの間、目の前に立ちはだかる「アサガオ」の位置の高さに仰天。
これが私の人生初めての「異文化体験」でした。

いきなり横道にそれました。言いたかったことは、高校時代のAFS留学こそが私の「異文化体験」の原点であり、その一年間の経験がDNAとなって私の身体にしみこみ、異文化・外国語に人一倍の関心を注ぐようになったのだと自己診断しています。今回のアルゼンチンでのホームステイもそのDNAのなせるわざに他なりません。

そして、そのAFS異文化体験の「基本の基本」がホームステイなのです。
詳しくはAFSのホームページを見ておいて下さい。
http://www.afs.or.jp/jpn_ja/home

そしてAFSのことをある程度理解いただいた頃に、この続きを書ければと思っています。