星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(100) BBQ

2010年07月05日 11時50分33秒 | Weblog
5回目のケロウナ生活を迎えました。
これまでの経験が活きて、自動車保険の手続き、インターネット・ケーブルテレビの接続と極めてスムーズに完了し、到着直後にライフラインの設営完了です。

5年目の夏にして、本格的なカナダ生活の必需品が手に入ることとなりました。

カナダ生活に欠かせないものとしてBBQ(バーベキュー)セットがあることは承知のうえで、仮住まいの我が家では敢えて手を出さずに済ませてきました。

一軒家は言うに及ばず、コンドミニアムのような集合住宅でも、こちらではBBQセットが庭に、ベランダに置かれていて、使用しないときには黒いカバーがかけられているのが目に入ります。装備率ほぼ100%と言って間違いないと思われます。

BBQで調理するのは男性との法律でもあるのか、女性がBBQセットの前に立っている姿はあまり目にしたことがありません。パーティーで大勢の人が集まった時にワイワイガヤガヤやるのがBBQの定番と思っていましたが、一人で調理するときでも家の中に煙がこもることを避けるために「野外調理器」としてBBQセットを利用する等、利用範囲は広範にわたっています。

我が家でもカミさんからはかなり前から「うちでもBBQセットが欲しい!」と繰り返されていましたが、私は聞いて聞かないふりをしたのではなく、「そうそう人が集まるわけでもなく、ましてや仮住まいの身で余計な調度類は不要!」と積極的に反対論を述べ、今日までそれで済んできたのです。BBQ奉行が嫌で避けてきたわけではないのですが、カミさんの見方は「あんた、調理するのが嫌なんでしょう」の一点張り。

我が家の隣はカルガリーに住むイタリア系カナダ人夫婦。定年後に住むために買ったコンドに年に数回1~2週間滞在するのが現在のパターンです。イタリア人も家族親類付き合いが濃密で、よく近くの親戚が集まっています。ベランダには夫婦用に最も小型のBBQセットが置かれていましたが、どうやら大勢集まるときには小さすぎたとみえて、最近やや大型に買い換えたらしく、前よりも大きなカバーがかかっています。

我々の到着より2~3日遅れてカルガリーから到着したのでベランダで挨拶していたら、実はBBQセットが小さすぎたので大きいのに買い換えた、旧い小さいのを捨てるのは忍びがたく、使ってもらえたら有り難いのだがと相談されたのです。

5年前に新品で買ってあまり使用されていないことも知っているし、日伊同盟の誼であった仲でもあるので、引きとってあげることにしました。先方はわざわざ採れたての新鮮なチェリーまで添えて持ってきてくれたのには恐れ入りました。イタリア人て良い人達ですね。

本来ならば中古品として何がしかの対価を払うのが常識でしょうが、こちらの筋もたてて今回はおとなしく預かるだけにして、返礼は別に考えることにしました。

たまたまカミさんの友達が二人東京から訪問してくれていたので早速BBQ奉行としての初仕事と相成りましたが・・・・・・、ガスボンベの取り替え方が分からず大ピンチ!!

この後は次号にて!