星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

別府温泉道名人への足あと(36)第36湯 茶房たかさきの湯

2016年07月18日 22時10分55秒 | Weblog
山田温泉の近くにあるはずの「茶房たかさきの湯」がこれまた見つかりません。近所にお住まいの人に聞いても要領を得ません。自分の足で確かめるしかないかと諦めてグルグル歩き回った結果、何の事はない、まさに灯台下暗し、山田温泉から2〜3ブロック離れたところの塀の上に看板が見つかりました。喫茶店のコーヒー看板が目印でした。

 


温泉本によればここでは自家用温泉を一般に開放しており、茶房で飲食をした客のみがサービスで入湯できるとのことです。
ちょうど昼の時間で先客は女性の二人連れ。ほぼ食事も終わる頃合いかと思われますが、店の人が見当たりません。初めてでもあり、不得要領でモタモタしながら所在無げにしていたら、奥からマスターと思しき御仁が登場です。にこやかにテキパキとメニューの紹介と温泉入浴の方法をプリーフィングしてくれます。

風呂は空いているが食事をしてからゆっくり入ることをお薦めするとのご親切なお話。店の自慢と言われたカレーを注文してまず腹ごしらえ。味もボリュームも結構で、アンティークな調度品をさり気なく揃えた店の雰囲気も重すぎず、軽すぎず、湯上がりにもゆっくりできそうなスペースとなっています。

他に入浴客がいる場合は順番で貸しきるのか、同性の客なら2〜3人は一緒に入れるのかわかりません。今日は他の客がいなかったので一人で贅沢に貸切状態でした。でも、次の客が来たら早く出なければならないかと気をもみながら、ちょっと落ち着かない入浴でもありました。

マスターの高崎さんが別府の活性化にかける情熱は並大抵ではなく、温泉のみならず別府のあらゆる資源を最大限に活用して街興しに大いに貢献されているようです。我々ビジターにも惜しまず情報をくださるのみならず、何でも手助けして貰えそうで、全幅の信頼をおいて「別府の生き字引」として今後末永くお付き合いしていただきたいベッパー(というらしいけど、ホント?)です。

茶房たかさきの湯にまつわるクチコミを見ると私と同じように感じる方が多く、「温泉道修行者のオアシス」という側面が大きなお店です。

茶房に隣接するスペースで各種個展が開かれたり、これまた人の集まるコミュニケーション広場の役割も兼ね備えた場を提供しています。

嬉しいことに、細く狭い道路が複雑に入り組んでいる住宅地にありながら4〜5台の駐車場があるし、内成のホリデーハウスからも遠くないので、これからちょくちょくお邪魔できそうな気がします。ダイニングルームとはいかないけど、時々はティールームとしてちょっと贅沢な時間と温泉を楽しませてもらいましょう。

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