星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(139) アメリカ横断4日目 サウスダコタ州 Rapid City

2013年08月16日 08時12分54秒 | Weblog
今回の旅の観光目玉の一つ、マウントラッシュモアのあるラッピドシティー(Rapid City)への道のりは370キロ、およそ3時間半です。ラッシュモア見物は5日目に予定しているので、今日は言って見れば移動日です。

移動日とはいえ、今日も途中のBadlands National Parks (バッドランド国立公園)を見物しながらの急ぎ足ツアーです。

 

キンボールを出発した時にかかっていた霧もバッドランドに着く頃には晴れて、日差しも強くなく絶好の観光日和です。昨日多めに炊いておいたご飯で作ったおにぎりをビジターセンター前の広場で食べて腹ごしらえしてから2~3カ所のトレイルを歩いて腹ごなしです。



カナダ・アルバータ州のDrumhellerバッドランドが恐竜の化石に焦点を合わせた学習趣向の多い「静」に対して、こちらはウオーキング、トレッキング用のトレイルが充実した「動」の要素が圧倒的に多い印象でした。国立博物館と国立公園の違いですね。

 

スーフォールズからラッピドシティーに向かうハイウエイ90号線の沿道には出口近隣のホテルや観光案内の看板が無数に立っていますが、その中でも300キロ以上にわたってほぼ1キロに一本は立っているのではないかと思われるほどに数多く立てられ、他と比べて一段と目立つ「Wall Drug 」の看板があります。

1931年に創業したドラッグストアで、当初の数年は客足が少なくて廃業もやむなしかと諦めかけた時に、奥さんのアイデアで「冷たい水を無料で提供」したらこれが大ヒット。どんどん客を呼び込む結果となり大繁盛して、その後ドラッグストアにとどまらず、レストラン、ギフトショップと多角化して、今や地元のテーマパークのような巨大な存在に変貌し、人口800人足らずの小さな田舎街Wall(ウオール)に年間数十万人を超す観光客を誘致する優良企業に成長したとのことです。

前の晩に泊まったキンボールも人口は750人程度ということでしたが、バックに控える観光資源とアイデアの差で田舎町のありようがこうも違うのかと驚かされます。

この店の売りはコーヒーの値段が創業当時のまま5セントに据置かれていることで、自家製アップルパイに自家製アイスクリームを載せたアップルパイ・アラ・モードを御馳走になりました。

 

本日の走行距離は424キロでした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿