星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

別府温泉道名人への足あと(4)第4湯 堀田温泉

2016年05月30日 01時16分06秒 | Weblog
格安のレンタカーでも二週間借りるとなるとかなりの出費で頭の痛いところですが、ホリデーハウスは別府の裏山にあり車無しでは生活できません。そこにまたまた救世主現る!いつもお世話になっている別府の友人Tさんから、うちに乗ってない軽自動車があるから使えとの有り難いお話です。でも、二日前に借り出したばかりのレンタカーを三日目でキャンセルするのは先方にも悪いと、遠慮しようとしても、「キャンセルすれば大丈夫!」の一点張り。その気になってレンタカー会社に連絡したら、「いいですよ。また次の機会にご利用ください。」嘘みたいに気持ちのいい対応です。

 

友達の車はマニュアルのSUV、オフロード好きには一目おかれているジムニーで、私も一度乗ってみたい車ではありました。でも、マニュアル車なんて何年振りだろう。実に久しぶりの半クラッチ操作も、これはこれで自動車らしくて楽しいものでした。この車に阿蘇、熊本への遠征も手伝ってもらいました。

車の交換を済ませてTさん宅を辞した時には雨が降り出し、これから夜の山道をホリデーハウスまで半クラッチ使いながら走る自分を奮い立たせるため、途中の堀田温泉で一休みすることにしました。平成15年オープンと比較的新しい市営温泉で、シャワー・シャンプーも備わっている、カミさん好みの温泉です。内湯に加えて露天風呂もあり、何と言っても硫黄の香りがほのかに香る、私好みの温泉でもあります。

堀田温泉からホリデーハウスに帰るには、別府市街地に戻っては逆方向でもったいないからと、先日迷いに迷って覚えた志高湖経由の山道を通ることにしたのは良かったのですが、雨脚が強くなったのに加えて細い山道は濃霧に包まれてほとんど視界が効きません。昨日まで乗っていた軽自動車に比べてこのSUVはクッションが乏しく、道路の凸凹をそのまま体に伝えてくれるし、不慣れなマニュアルシフトの運転でエンスト寸前のクラッチさばき。隣に座っていたカミさんは本当に生きた心地がしなかった、このまま遭難するんじゃないかと本当に心配したようです。

フロントグラスに顔を擦り付けるようにして濃霧と土砂降りの夜の山道を運転すること約30分、ようやく見覚えのある奥別府かいがけ温泉「きのこの里」に到着です。夕食を頼もうとしたらもう厨房の火を落としてしまったとのこと、炊き込みきのこ御飯の弁当を買って帰ることとなりました。

ホリデーハウスまではもう残りわずか10分程度のドライブです。もう帰り着いたようなものです。せっかくだからスタンプは捺せないけどひとっぷろ浴びることに。入浴料300円はちょっと高めですが、なんとこれが素晴らしい源泉掛け流しの秘湯でした。別府は奥が深い!

ホリデーハウスから一番近い温泉ということで、「うちの風呂」として今後何度もお世話になる奥別府の名湯です。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿