昨日ウッチーの火葬に行って来ました。
骨は持ち帰らないと決めているので、今回も持ち帰りません。
骨を手元に置くと執着が生まれるし、虹の橋を渡って楽しく過ごしているかもしれない猫にとっても、良くない気がして。
悲しい気持ちを残すと、自分がいなくなって飼い主が悲しんでいるのかな。
自分が悪いのかなと思ってしまったら、それこそ可哀想だし。
だから気持ちよく、楽しかった、会えて良かった、ありがとうと送り出して、あとは楽しい思い出だけを心に残したい。
それに骨はちゃんとお寺に送ってもらって、供養塔に入るのです。
ずっと供養してもらえるのは、本当にありがたい。
自分のところに置きっぱなしにしていても、最後はどうする?ということになるかもしれない。
最終的にはお寺に預けることになると思う。
後の代まで猫の骨を残すことはできないし。
だから潔く預けてきます。
それに、ニモやタビも同じ供養塔に入っているからね。
さて、ウッチーがいなくなって、昨日はずっとボンヤリしていて。
でも、まず敷布団に敷き詰めていたペットシーツを全部取り払って。
寝ている時にオシッコを漏らす猫だったので、枕から布団全体をペットシーツで覆っていたのです。
毎晩ガサガサしながら私も寝ていました。
水は水道の蛇口から直接飲みたがるコだったので、手間がかかったし。
抱っこが大好きだったし。
抱っこしながら原稿を描くのは大変だったし。
しかも、いきなり原稿の上に乗るからヒヤヒヤしていたし。
食べるものがコロコロ変わって、すぐ飽きるから、次は何を買えばいい?といつも悩んでいたし…
すごくすごく手がかかる猫だったよなぁ〜。
悲しいけど、肩の荷が降りた感じもかなりあるなぁ。
なんか急に暇になった気分。
今いる猫達は、まったく手がかからない。
食べるものも決まっているし、あちこちに粗相もしないし。
ウッチーは、付き合うには大変な猫だったんだよね。
以前アニコミュをやっていたお友だちにウッチーのことを訊いたことがあったの。
どんな経緯で野良になったのか、分かればいいなと思って。
そしたら、お母さんと兄弟達が自分(ウッチー)を置いて去っていく映像が視えるよと言われて。
母猫は、弱い子猫は育てないんだよね。
そういう子猫は置いていくことが多いと聞くし。
やはりウッチーは、これは育たないと思われて置いていかれた子猫だったのかも。
実際、家に入って手厚く世話を焼かれたにもかかわらず、2歳ちょっとしか生きられなかった…。
もともとの寿命だったのかもしれない。
短くても幸せに過ごしてくれたのなら、こちらも嬉しいよ。
以前気になる猫のことで、お金を出して視てくれる方のところへ行ったことがあって。
虹の橋を渡った猫は、どう過ごしているのか訊いてみたことがあったのですが。
すごくいいところにいますよ。
大きな湖があったり、森があったりトンボを追いかけたり、自由に楽しく過ごしていますよ、と伝えてもらって。
そうか、それなら安心だな。
ちゃんと虹の橋を渡るって、大切だなと思ったことがありました。
分からない世界なんだから、思うのは自由ね。
だから執着はしない。
ウッチーは、今きっと猫の森でピョンピョン跳ね回っている。
もうなんか具合悪い〜、すごく痒い〜ということもなく、楽しくみんなと遊んでいるんだろうな。
大変だったけど、会えて良かったウッチー。
幸せだったよウッチー。
ありがとう。
バイバイウッチー。
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