「道内に生息するエゾリスはエゾリスとシマリスです。地中で冬こもりをするのはシマリス、冬でも活動するエゾリスは一年中観察できる。寒くなると樹上に造った枯葉などで出来たボール型の巣にいることが増え、観察できるのは食べ物を探しに出てくる午前中だけになる。エゾリスは春から夏にかけては草の実や果実、昆虫、やキノコなどを食べるが秋も深まると木の実を冬越しの食料として集め始める。その中で最も硬いのがオニグルミだ。エゾリスは鋭い歯を入れ二つに割る。堅い殻を持つオニグルミにとって、種を食べてしまう敵のようだが、種を運んでくれる貴重な存在でもある。食べられなかった種から発芽して子孫が育つと思えばエゾリスは敵ではなくパートナーだ。オニグルミを運んでいたエゾリスは次々と実を地面に埋めはじめた。埋め方はとても丁寧で食べるためではなく木々を育てようとしているように見えた。」・・・北海道新聞より抜粋(文・村井雅之さん)昨年の今頃の時期の記事です。
今日もクルミの実を集めたり、冬用の食料確保に忙しく働いていることでしょう。
エゾリスくんの耳はピンと立っていてシッポがふさふさでかわいいでよね。