「オアシスin日高」(代表 豊田靖史さん)主催の福島の子供たちの保養事業は7月21日から29日まで。日高地区の国立日高青少年自然の家での滞在も今日28日が最後になりました。
昨日は千栄地区の下村農園さんでトマト狩り、井澤釣堀さんでニジマス釣り、塩焼き、から揚げを楽しみました。
もぎたてのトマトを口いっぱいほおばり、袋にもいっぱいに詰めて
井澤釣堀さんではニジマスをたくさん釣り上げました。
千露呂川の河原では、おもいっきり水遊び。
[保養事業の開催趣旨]より・・・ 福島では4年以上経過した現在も約12万人近い人々が我が家に戻ることが出来ず、いまだに高い放射線量の中で、メディアの報道が極端に少なくなっただけで問題が解決したわけではありません。放射線による障害は新陳代謝の盛んな子供の方が影響を受けやすく、福島県内で甲状腺検査を受けた子供たちに甲状腺がんや膿疱をはじめとする異常が徐々に見つかり始めています。日高のような大自然の中で過ごすことが免疫力の回復と、わが子への放射線の影響を心配しながら生活している親への支援につながります。
知りませんでしたが、小さな子供は放射線の影響を大きく受けますが、日高のような自然豊かな環境の中で過ごすことで急速に免疫力が回復されるのだそうです。それが保養の意味であることを今回お手伝いに参加して知りました。郡山から参加したお母さんのお話では4年たった今でも20倍の線量があり、やっと家の周りの除染が始まったところだそうです。子供が小さいうちは親と一緒に保養に来ることが出来ますが、高学年、中学生になるとスポーツなどの部活が忙しくなり親のいうことを聞かなくなる、親と一緒の保養にも参加しなくなる、と子供への影響を心配していました。原発事故の実態が正確に伝わらず、地震の多いこの国で対策が不十分のまま稼働再開を進めようとされていることは次世代に大きな負の遺産の残すことになります。もっと質素に、自然に謙虚に生活しなければと思います。
釣ったニジマスは塩焼きとから揚げに、
今朝日高地区を発って富川地区の西光寺に向かい明日帰路につきますが、福島に帰っても元気に過ごしてほしいと願っています。