昨年本店で「掛け軸展」が開催されました。
毎回私も楽しみにしている企画展です。
気に入ったものがあれば、ついつい欲しくなってしまうのですが、
今回もどうしても気になり最終日にとうとう購入してしまいました。
これまでに、購入したのが真っ赤な花の「藪椿」と
通年どの季節にかけてもいい常用掛けの「竹と雀」と
仏事に使う「観音菩薩」・・・自分が気に入った掛け軸ばかりです。
今回は「カワセミ」が気に入りました。
夏用の掛け軸なのですが、川辺にじっと獲物を狙う「かわせみ」が
なんとも凛としていて、コウホネという水性植物だと思うのですが
すごく涼しげでいい色あいですよね。
掛け軸をかけた途端に一気にお床が清涼感に包まれました。
このむせ返るこの時期にせめてお床だけでも涼しさを味わいたくて
この掛け軸をかけてみました。
どうですか・・・涼しそうでしょ
作家は「柳沢寿江」(やなぎさわじゅこう)と言われて以前買った
「竹と雀」も実は「寿江」さんの作品です。
やはりこの方の作風が好きなのでしょうね
ところで「かわせみ」は一度狙った獲物は外すことが無く
百発百中だそうです。なので勝負事や商売繫盛にはピッタリの縁起のいいお軸だそうです。
季節の変わり目に掛け軸をかけ替えるお床の文化は、
やはりいい文化ですね~。
お福さん
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます