さしこうスタッフブログ

さしこうスタッフが日替わりでお届けする日々のおはなし

yuのイラン紀行vol.14  さらばイラン!帰国の途

2022年10月06日 | 番外編
こんにちは。

本店のyuです。

いよいよ最終回!イラン紀行の話もこの回で終わりです。


1日目、テヘランのゾランヴァリ社から始まり、南部シラーズから北上しながら、カシュガイの人々に会い、ペルシャ絨毯の有名工房を巡り、歴史・文化に触れながら旅をしました。

最後は、ゾランヴァリ社にて締めくくりです。

長いようで、短い7日間でしたが、日本とは大きく違う価値観を知ることができました。

経済・工業の発展とともに、便利なものが生まれては廃れていく激動の時代ですが、ギャッベ、ペルシャ絨毯というのは、何千年も続いてきている文化遺産です。

それゆえに長く経年変化を楽しみながら、生活を豊かにしてくれる存在ということを今回の旅で認識しました。


さて、帰国の途は約20時間の航路となります。

7/27 18:30 テヘラン国際空港→ドバイへ飛びます。



イラン最後の水分補給

濃いパインジュースでした(笑)

そして、2時間半後ドバイに着きました。


中東の玄関口ながら閑散としていましたが、深夜になると大混雑でした。



次の登場まで6時間の待機....なので不適切な時間に食事...(笑)

またドル札しか持ってなかったのですが、支払ったらドバイの通貨(AED:ディルハム)で還ってきました。

後から判明したのですが、ドバイ通貨は日本での両替はほぼできないとの事。

旅の遺産となりました(笑)

7/28  AM2:45   関西空港に向けて最後のフライトです。

いや~長かった...


ドバイから約9時間、7/28 PM17:45 日本に到着です。

着いてみると、日本の高温多湿がまとわりつきます。

ただ、何とも言えない懐かしさと安心感でした。


10日ぶりに見る、大阪の夜景が爛々でした。


以上で、イラン紀行は終了です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


いよいよ明日10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう本店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年10月7日(金)~10月16日(日)
※10月12日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
 を開催!ぜひお越しください~!!


【直営店】

◇さしこう本店◇
 〒708-0814 
 岡山県津山市東一宮30-7
 TEL 0868-27-0001
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり


◇さしこう岡山大福店◇
 〒701-0204
 岡山市南区大福134-7
 TEL 086-250-9311
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり
【会社案内、イベント情報】
 
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yuのイラン紀行vol.13  ゾランヴァリ倉庫での争奪合戦

2022年10月05日 | 番外編
こんにちは。

本店のyuです。

今回は、イラン紀行の大詰め、vol.13ゾランヴァリ倉庫でのギャッベ争奪合戦です。


午前、織り上がったギャッベの仕上げ工程を見学した後、午後はギャッベの買い付け(争奪合戦)をしました。

※帰国スケジュールの関係上、あまりいい写真が撮れなかったのはご容赦ください..

まず、倉庫の方にお邪魔させていただいて..

在庫の量はかなりのものです。

もちろん1枚1枚丁寧に作られ、最終仕上げを施されていますので、クオリティは折り紙付きです!

ここで各社さんのこだわりを賭けた、争奪合戦です。



ちょっと散らかり気味で..

ゾランヴァリさん申し訳ないです。 

短い時間だったものの、1枚1枚余すことなく見せていただけて、魅力的な柄とクオリティのギャッベを仕入れることができました。

その中の一部を..

生命の樹と外側ボーダーのグラデーションが非常に美しい1枚です。


こちらは糸杉と生命の樹。

ペルセポリスの朝貢のレリーフにも描かれている、重要な柄とナチュラルな色遣いが本当に美しい1枚です。


こちらは、ナチュラルベースに可愛い鳥と花が織られた1枚。

ペルシャ絨毯にも花と鳥は一緒に描かれることが多く、水への感謝と美しさの象徴として表現されます。



またゾランヴァリ社は、誰でも仕入れを許されている訳ではなく、認められた一部の販売店、バイヤーのみが買い付けを許されています。

さしこうでは、その中の1社に認めていただいてありがたい限りです。


これにて、今回のイランでのスケジュールは終わりを迎えました。

実質7日間という長いようで短く感じた滞在。

ギャッベそのものだけでなく、イラン(ペルシャ)の文化、イスラム圏の習慣、ペルシャ絨毯の歴史など様々な角度から”本物の手織り絨毯”に触れることができた旅路となりました。

ゾランヴァリ社の方へお礼と挨拶をした後は、テヘラン国際空港へ戻ります。

まだ日本へ帰るという仕事が残っていますが、その模様は次回、最終話で!

vol.14へ続く~


さて10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

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『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

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yuのイラン紀行vol.12 最終日 ゾランヴァリ社の製作工程

2022年10月03日 | 番外編
こんにちは。

本店のyuです。

今回の話からいよいよイラン滞在最終日。
ゾランヴァリ社でのギャッベ仕上げ工程のお話から入ります。

イラン紀行vol.12 最終日 ゾランヴァリ社の製作工程編です。

この日も清々しい快晴です。

思えば、滞在期間中一滴の雨も降りませんでした。

終始、湿気もなくカラッとしています。


さて本日の最初のゾランヴァリ見学ですが、織りあがったギャッベが世に出回る前の仕上げ工程を見ることが出来ました。

まずは、ゾランヴァリ社の方へ挨拶をした後、大まかに分けて6つの工程を見せていただきました。

1.余分な繊維を焼き切る工程

パイルの表面に黒ずんだ繊維がありますが、これはバーナーで炙ってブラシでこそぎ落とした後のもの。

この工程により、余分な繊維が燃え尽きて、きれいなパイルが浮き上がってきます。

バーナーなんかで炙ろうものなら、燃え尽きてしまうのではないか?という感じもしますが、ウールは難燃性の為、燃えずらい性質を持ちます。

2.焼き切った繊維他、埃を落とす工程

この遠心分離機みたいな機械で、焼き切った繊維、埃、余分なゴミを払い落としていきます。

ギャッベは、乾燥した大地に地機(ぢばた)→地面に敷いた織り機で織っていくため、枯草や枝などの不純物が付いている為です。

3.シャーリング工程(毛足の長さを揃える作業)

こちらは毛足の長さを揃えるシャーリングという工程です。

バリカンのような機械を使って行います。

織った直後は、画像のように毛足が長い状態なのでここで一律に刈りそろえていきます。

ここで絨毯の厚みが決定します。


4.洗浄工程

シャーリングが終わると、大量の水と洗剤を使った、洗浄工程に移ります。

常に水を出しながら、鍬(くわ)のような道具を使ってゴシゴシしていきます。

今回は大きなサイズを行っているところは見えませんでしたが、織密度が高いギャッベは強くこすっても壊れることはありません。

一般ユーザーの安全性を考え、清潔な状態にしています。


洗浄が終わると、遠心分離機のような機械で水気を飛ばしていきます。


5.乾燥工程

洗浄工程が終わると、今度は乾燥工程です。

上の写真は、ゾランヴァリ社の敷地内にある石を敷き詰めたスペース。

大量のオールドギャッベが干されていました。

乾燥した気候の中、ギャッベの中に含まれた水分を完全に飛ばしていきます。


工場の屋根の上にも、干されていました。

使えるスペースは思い切り使っているうえ、トタン屋根で早く乾燥しそうですね。


6.縁の仕上げ工程

乾燥が終わると、縁の処理を行っていきます。

手と足の指にそれぞれ違う色糸を巻き付けて、器用に縫い込んでいきます。

こうすることで、絨毯の縁が形成されていきます。


以上が、織り上がったギャッベの仕上げ処理の大まかな流れです。
1枚1枚丁寧に仕上げられていきます。

また作業場の中では、ユニークな柄のギャッベがたくさんありました。

例えば

日本人の心をわかっているかのような、牡丹の花のような柄がありました。

私自身、見たことのない柄でしたので新鮮でしたね。


以上、ギャッベの仕上げ工程編でした。

次回は、今旅の締めくくりである、ゾランヴァり倉庫でのギャッベ買い付けです!

vol.13へ続く~


さて、昨日までのさしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ800枚展』
お越しいただきありがとうございました。
数多くのお客様にご来店いただき、感謝申し上げます。

また10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
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『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

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※10月12日(水)は定休日です。

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yuのイラン紀行vol.11  テヘランバザールの続きとサーダーバード宮殿へ

2022年10月02日 | 番外編
こんにちは。

本店のyuです。

今回は、イラン紀行vol.11テヘランのバザールの続きとサーダーバード宮殿へ編です。

バザール内の絨毯工房を巡りに巡った6日目の昼。

昼下がりからは、7㎡以上の壮大なペルシャ絨毯を目の当たりにしました。

凄まじい華麗さです!(語彙力足りない(笑))

花瓶文様と細かな花の模様が特に細かく、色彩の豊かさが際立っています。

ご覧の通り、カメラでは捉えきれない細密さです。

こちらは少し色味のトーンが落ちたペルシャ絨毯です。

伝統的なメダリオンコーナーデザインですが、四隅のモスクのドーム描いた柄が印象的です。

こういったモスク、壁龕(へきがん)模様には花瓶文様(水への感謝を表す)が描かれることが多く、礼拝用絨毯などに見られる特徴です。

細やかで、美しいペルシャ絨毯を見せてもらった後は、引き続きバザール内を回りました。

映画の世界みたいですね。

のんびり絨毯を売る商人や、ちゃぶちゃぶ話を嗜むイラン人。

街角の至る所に商習慣や文化を垣間見ることができます。

ピクトリアル(絵画調絨毯)を売っているお店も点在していました。


こちらはピクトリアル。

バザールの日常を切り取った刹那を描いているのでしょう。

さてバザールを見て回ったあとは、テヘランのサーダーバード宮殿へ向かいます。


この門をくぐると..


すずかけの並木道を上っていきます。 いい運動になります。

10分くらい上っていくと

着きました! パフラヴィー王家の夏の離宮として建設された宮殿です。

白の宮殿と緑の宮殿があり、まずは緑の宮殿から潜入してみることにしました。

入った瞬間から、豪華絢爛さを隠しきれてないですが、ここはリビングだそうです。

1925年、パフラヴィー朝当時の王宮での暮らしと歴史が詰まっています。



こちらは応接間として使われていて、首脳会談が行われそうな感じですね。

壁面の装飾がシルバーで覆われており、映画の世界のようです。


ここはダイニングスペースで、要人が集まって宴を開いた場所と言われています。

タイタニックの1等客のパーティのような様だったのでしょうか。


こちらは寝室?だったはずです。

大きな虎の毛皮が横たわり、威厳と強さの象徴が鎮座していました。


こちらは白の宮殿のロビーです。

8mx20mくらいのペルシャ絨毯が鎮座していて、見る者を圧倒する大きさと緻密さを静かに訴えていました。


サーダーバード宮殿は、総面積110ヘクタールの敷地内に建築されています。

タイミングによっては、写真NGとなる場合もあるようで、イスラム文化の中で護られてきた歴史の産物でした。


宮殿を見終えると、この日の旅路は終了です。

長かったイラン滞在記も大詰めですが、明日はいよいよゾランヴァリ社の見学と絨毯争奪合戦です!

7日目、vol.12へ続く~

さて本日まで、岡山大福店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

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『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

本日最終日!!

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いよいよ最終日!まだの方、ぜひお越しください~!!


また10月7日㊎から、本店では・・・
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yuのイラン紀行vol.10 クム~テヘランへ ガラス博物館と絨毯ストリートへ

2022年10月01日 | 番外編

こんにちは。 

本店のyuです。

イラン紀行の話もかなり後半戦になってきました。

 

今回の話は6日目のこと、テヘランのガラス博物館とバザール内の絨毯ストリート編です。

 

クムからテヘランへ戻った翌日、アーブギーネガラス博物館へ行きました。

19世紀のイランとヨーロッパの建築様式が融合した外観はかなり美しいです。

建設はガジャール朝末期時代の1910年。国名がイランに代わる1935年まであと少しのところです。

ここには、紀元前400年~現在までのガラス細工品・陶磁器が展示されており、その中にはササン朝ペルシャ時代に、シルクロードを通じて日本にやってきた、「白瑠璃碗」というものも見ることができます。

 

白瑠璃碗というものは現在、奈良県奈良市の正倉院に収められており、ササン朝ペルシャ時代(226ー651年)に日本へ伝播したと言われています。

こんなところに、シルクロードを経た、日本とイランのつながりを見ることができました。

 

こういった壺や

18~19世紀にヨーロッパ諸国で造られたガラス細工などもあります。

鮮やかな碧は地中海ブルーといったところでしょうか。

このような土偶のような、動物の姿を模したものもあり、先史時代の遺産であるということです。

 

吹き抜けの螺旋階段がなんともゴージャスですね。ヨーロッパの源流を感じさせてくれます。

 

先史時代から現代までの歴史を垣間見たあとは、テヘランのバザールです。

とはいっても、今までの雑貨とか生活用品とか香辛料とかではなくて、絨毯メインの通りです。

テヘランのバザールの通りにはこういった、絨毯が集積されているところがあります。

 

中には正体不明のものも混じってますが、素朴で織りも緻密で染色も美しい絨毯は溢れています。

裏路地を進んでいくと..

オールド絨毯屋さんがありました。

ここでは、トライバル(部族)絨毯、コーカサス方面の絨毯など、多岐にわたってビンテージ品を扱っていました。

 

このレトロな感じが好きな方なら、夢の空間であること間違いなしですね。

一面絨毯です! イラン人は相手の目利き具合を見て商売します。

したたかで、近江商人のような一面を持つ人々と形容されます。

 

経年変化したグリーンと、周辺のボーダーのオレンジが良い味を出しています。

メインは生命の樹で、健康長寿を表現していますね。


オールドを見た後は、KALANTARI工房さんへお邪魔しました。

バザール内の地下へ続く階段を降りていくと...

中央のゴンバド(太陽の光彩模様)文様に、周辺が壁龕(へきがん)を表現した、正方形絨毯が目に入りました。

ナチュラルな部分と鮮やかな赤のコントラストが目を惹く作品です。

現地ではこの正方形の絨毯を「モラッパ」と言い、あまり作られない貴重な形状の絨毯です。


その他にも、トライバル系の絨毯を見て回りました。


数々の絨毯を見て、親日の人々に声を掛けられ、日本にはないエネルギーを感じました。

さて夕方からは、テヘランの某宮殿へ向かいます!

王朝時代の貴人の暮らしぶりを垣間見てきます。

vol.11へ続く~

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yuのイラン紀行vol.9  クムの有名絨毯工房とバザールと

2022年09月30日 | 番外編

こんにちは。

本店のyuです。

今回はイラン紀行vol.9 クムの有名絨毯工房とバザール編です。

前編では、イスファハンの有名絨毯工房とエマームモスクを見学しました。

 

まずはイスファハンからクムへ約3時間の移動です。

もはや見慣れた土漠の光景ですが、無機質な景色は良きです。
 
 
クムのホテル周辺の夜散歩。
 
意外と何もなかった(笑)
 
そして、一夜を明かすとクムの有名絨毯工房巡り開始です。
 
まずはジェディ工房さん。
 
ジェディ工房の絨毯づくりの特徴は、その色調にあり、父直伝の草木染めの他に、独自の技術が組み合わさります。
 
メダリオン、シャーアッバースィー、花文様などが代表作で,
調の柔らかい色使いは日本人にとっても魅力的な作品が多いです。
 
また75ラジ(7cmあたりに75個の結び目)を誇る織りのクオリティなど、絨毯づくりに対するこだわりは相当なものがあります。
 
左の方がアボルガーセム・ラングラズ=ジェディさんです。
 
 
工房のこだわりについてインタビュー。
 
 
 
 
緻密さ、豪華さ、渋みのある色使い...
 
クムならではの職人技が光ります。
 
シルクの手触りもですが、一つ一つの織りの細やかさも特筆すべきものがあります。
 
 
お次はジャムシーディ工房さん。
 
ジャムシーディ工房の絨毯づくりの特徴は、
 
上質なシルク(カスピ海沿岸地域で造られる高級シルク)を使った繊細な織り
・鮮やかな色使い、
・触ったときのグニュっとした滑らかな肌触り
 
です。
 
その始まりは、コルクウールから始まり、オールシルクにつながります。
 
 
中央の方が、モハンマド・ジャムシードプールさんです。
 
彼が最初の絨毯を織りあげたのは11歳の時の事だそうです。
 
 
凄まじい細かさです。
 
触り心地も極上の一言で、ペルシャ絨毯の中でもトップクラスです。
 
 
染料も置かれていました。
 
 
豪華絢爛さに酔いしれながらジャムシーディー工房さんを後にします。
 
 
お次はマスミ工房さん。
 
マスミ工房の特徴は、絨毯づくりを染織芸術までの領域に高めた工房の一つで、
 
・落ち着きのある独自の色調
・極めて細かな織りの密度
・日本人好みのデザイン
 
を実現する、クム屈指の絨毯工房です。
 
 
右の方がアリー・マスアーミーさんです。
 
15歳の時、1966年の時に現工房ができ、20歳の頃から本格的に絨毯づくりを始められました。
 
色数は少ないものの、美しい絨毯を作られるのが特徴で、シックな色調は見るものを虜にします。
 
 
またマスミさんの絨毯コレクションを見せて頂きました。
 
 
どの色もシックにまとめられていて素晴らしいです。
 
気品のある豪華さとはまさにこのことですね。
 
 
マスミ工房さんを後にすると、今度はラジャビアン工房さんへ向かいます。
 
 
マスミ工房とは対極にも見える華やかな色遣いが特徴ですね。
 
特徴を上げると..
 
・バラの花文様の絨毯(ロゼット)を作り出す工房として名高い
・初代ヤッドラー・ラジャビアンは、最初にシルク絨毯を手掛けたともいわれている
・緻密な織密度で名高い
 
なんといっても、イランの国花である”バラ”を表現するのが特徴です。
 
 
 
こういった、ウールとシルクを使い分ける技法も特出すべきものです。
 
※光っているところがシルク
 
 
 
右の方がアボルファズル・ラジャビアンさんで、2代目を引き継がれている方です。
 
 
ここで、クムの有名絨毯工房巡りは終了です。
 
クムでは特に緻密な織りと色遣いに感心させられました。
 
 
後は、クムのバザールを巡りました。
 
 
ガイドさんに案内されたドライフルーツ屋さん。
 
アーモンド買うの忘れました。。(笑)
 
 
 
 
イスファハンもですが、バザールはどこも活気に満ちてます。
 
商品のラインナップは場所によって多種多様です。
 
 
 
フルーツも多種多様に売られています。
 
イランはフルーツ栽培が盛んで、味も良いものばかりです。
 
 
クムの街並みを眺めながら、この日は終了です。
 
お次は、テヘランへ戻り、シルクロードの歴史の工芸品と絨毯ストリートを巡ります。
 
vol.10へ続く~

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yuのイラン紀行vol.8 エマーム広場とモスク→クムへ

2022年09月29日 | 番外編

こんにちは。

本店のyuです。

今回は、イラン紀行vol.8 エマーム広場とモスク→クムへ編です。

イスファハンの有名絨毯工房を訪問した後は、エマーム広場・モスクを訪問しました。

 

このイマーム広場、ユネスコの世界遺産に登録されています。

時は1598年、イランはサファヴィー朝の時代、シャー・アッバーズ1世という人物が造営をはじめました。

かつては「メイダーネ・ナクシェ・ジャハーン」(王の広場)と言われていました。

 

大きさは南北512m、東西156mの広場で、広大な広場です。

広場はこんな感じで、いろいろなお店が商いをしています。

 

モスクの外壁には、青いタイルの装飾が施され、アラベスク模様の外観が圧巻の光景です。

 

思わず引き込まれてしまいます。

イスラーム建築の中でも屈指のキレイさかと。

 

アーチ形の壁龕がより荘厳さを引き立てていて、神聖な感じですね。

ちょっと修復工事がされていますが、これでも全体像が見えている状態なのだそう。

エマーム広場はバザールとモスクが同じ敷地内にあり、とても広いです。

 

こちらはモスク内部の様子、声や音がすごく反響します。

本物のイスラーム建築の神髄を感じることができました。

 

このドームの文様に見覚えがあるかもしれませんが、ペルシャ絨毯にもこのモスクの文様は表現されます。

またモスクの外観事態も表現されることもあり、イランにとって非常に重要な建造物であることが分かります。

こういったタイルも美しいブルーで造られています。

実はこのタイルを絨毯にしたものも存在するんですよ!

 

エマーム広場を散策し、中にあるバザールを見たあとは、テヘラン市街へランチです。

もう慣れました、ケバブとサフランライスのコンビです。

 

ケバブやパラオはお店によって、若干テイストっていうか味が違いますね。

日本人なじみのハンバーグみたいな味なのもありますし、単調な味付けもあります。

食事が終わると、今度はクムへ向かいます。 かなり南部から北上してきました。

イスファハンの何気ない風景を眺めながら~

 

プジョー405TAXIが渋すぎて、車好きとしては見過ごせません。

80~90年代のプジョーのデザインって、シンプルながらフランスのフェミニンさとスポーティさがあって、傑作だと個人的に思っています。

なんてついつい余談が挟まりますが....

 

ここからまた3時間ほどかけてクムへ~

 

vol.9へ続く~

さて、さしこう岡山大福店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

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さしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

10月2日(日)まで開催中です!
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こちらもぜひお越しください~!!


また10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

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さしこう本店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年10月7日(金)~10月16日(日)
※10月12日(水)は定休日です。

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 を開催!こちらもぜひお越しください~!!

 

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◇さしこう本店◇
 〒708-0814 
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yuのイラン紀行vol.7 イスファハンの有名工房行脚

2022年09月27日 | 番外編

こんにちは。

本店のyuです。

さて、イラン紀行のお話も折り返し地点ですが、今回はvol.7 イスファハンの有名工房巡りです。
 
まずイスファハンという都市についてですが、古くから政治・文化・交通などの主要都市であり、16世紀のサファヴィー朝時代には首都に制定されていた都市です。
 
当時の繁栄具合は「イスファハンは世界の半分」と言われるほどで、街の景観の美しさは「イランの真珠」と称えられています。
 
このことから歴史的にも非常に重要な街であったと言えます。
 
そして、著名な絨毯工房も集中していて、ハイクオリティなペルシャ絨毯を生み出しているのもこの街です。
 
今回の旅行でも、イスファハンの有名工房を訪れることができました。
 
まずはシャハーブプール工房です。
 
シャハーブプールさんは、母が絨毯を織っていた関係で、29歳の時にシャハーブプール工房を立ち上げたそうです。
 
18歳の時より、本格的に手伝い始めたとのことで、その絨毯キャリアは約50年ほど。
 
精密な織りと、様々な柄を手掛けていることに定評があります。
 
早速、メダリオン・コーナーデザインの絨毯が鎮座しています。
 
そして、立派なピクトリアル(絵画調絨毯)も!
 
こちらはゴロボルボル(花と鳥の意)デザインの絨毯です。
 
これは大まかにいうと楽園思想を表していて、美しく楽しい雰囲気が伝わってきます。
 
 
シャハーブプールさん本人と撮っていただきました。
 
 
そして次は、エマーム広場内にあるハギーギ工房さんです。
 
 
この工房は19世紀からの絨毯復興期に大きな役割を果たした工房とされています。
 
1891年頃、絨毯づくりを開始したハギーギ工房の最初の注文は当時のイスファハン総督である、ゼロッソルターニ王子の全身肖像絨毯で、そのクオリティにより高い評価を得ることができたといいます。
 
基本的なデザインは、メダリオン・コーナーデザインが多く、イスファハンのモスクを飾るタイル装飾の柄も、この工房の特徴の一つ。
 
こちらは意匠紙を書いている様子。
 
 
女性たちが目にも止まらない早業と緻密さで絨毯を織っていました。
 
 
こちらは糸のバリエーション。
 
800色くらいの種類があるのだとか!
 
デザイン~染色~織りまで、独自のこだわりを持ってやっておられます。
 
 
お次は、ダルダシュティ工房さん。
 
ダルダシュティ家は代々、絨毯業を営んでおり、工房は1970年に開設されました。
 
緻密な織りと、目を惹くデザインでイスファハンの中でもトップクラスの工房として注目を浴びています。
 
現在のダルダシュティ工房を代表するのは、ハサン・ダルダシュティさんで、絨毯商を営んでいたムハンマドの四男にあたるそうです。
 
 
右の方が、ハサン・ダルダシュティさん。
 
 
緻密な織りのペイズリー柄(ボデ文)は、完全に手織りの域を超えているのでは?という細かさとクオリティです!
 
 
こちらはモスクのドームに描かれている、ゴンバト模様と言われるもの。
 
モスクに差し込む太陽の光彩の様子を表現していて、別名ゴンバティ”とも言われます。
 
すごい細やかさと色彩ですね。
 
 
 
こちらは、花瓶文様が規則正しく描かれた、反復花瓶文様(ゼロッソルターニー文)と言われるもの。
 
淡いブルーと花の可憐さが美しい作品です。
 
 
 
ダルダシュティ工房さんを後にすると、お次はセラフィアン工房さんです。
 
 
この写真に写っているのは、初代レザーの次男として生まれた、「モハンマド・セラフィアン」さんです。
 
この工房は、ペルシア絨毯界の重鎮のような工房で、1940年にスタートしたと言われています。
 
当工房の代表作として、国連の来賓室に納品された5m角の絨毯があり、完成まで約8年の歳月を要したとか。
 
 
絨毯の方ですが、エスリーミー(唐草)文や狩猟文、メダリオン・コーナーデザインなど、均整のとれたデザインと美しい色使いが特徴です。
 
 
華やかですが、どこか落ち着きがありシックです。
 
 
豪華絢爛なインテリアと、絨毯のコンビネーションは圧巻でした。
 
 
 
セラフィアンさんのご家族の方です。
 
この下にある、8㎡くらいのペルシャ絨毯も、ボーダー部のエスリーミ文が美しい。
 
 
セラフィアン工房を後にすると、この日の絨毯工房巡りは切り上げです。
 
この次はエマーム広場とクムへの移動がこの日のスケジュール。
 
vol.8へ続く~

さて、9月23日㊎から、岡山大福店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
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2022年9月23日(金)~10月2日(日)
※9月28日(水)は定休日です。

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 を開催!こちらもぜひお越しください~!!


また10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
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yuのイラン紀行vol.6  ザクロスの朝→バキルモスク→ゾランヴァリ工場と

2022年09月26日 | 番外編
こんにちは。
 
さしこう本店のyuです。
 
今回は、イラン紀行vol.6 ザクロスの朝とモスクとゾランヴァリ工場と..編です。
 
前回は、カシュガイ族の暮らしぶりとギャッベが織られる環境についてご紹介しました。
 
3日目、カシュガイ族のテントを出発して、シラーズのバキル・バザールとモスク、ゾランヴァリ社の工場を訪問した時のお話です。
 
まずは朝のザクロス山脈。
 
 
清々しい朝焼けで少し肌寒かったです。
 
あとランクルとハイラックスサーフとの相性良すぎですね。
 
朝食と身支度も早々に、車に乗り込み、シラーズのバキル・バザールへ向かいます!
 
 
着きました。 大体1時間半くらいの移動だったでしょうか。
 
このバキルとはペルシャ語で「代理人」を表し、18世紀に、この土地に都を置いたザンド朝の明主キャリーム・ハーン・サンドに由来します。
 
特に、南ペルシア最大の絨毯集積地になっているのは、ここの絨毯バザールです。
 
当然、カシュガイ族やロル族の絨毯も、この地に集まります。
 
 
少々、バザールに潜入すると..
 
 
バザール内は、こういった華やかな布や
 
こういったものから、遊牧民女性のドレスなんかを作っているのでしょうね。
 
 
絨毯の材料でしょうか。 豪快にバラ売りです。
 
 
礼拝用の道具? とにかく煌びやかな雑貨がたくさん売られてます。
 
 
器の装飾が細密すぎて、気軽に触れません(笑)
 
 
バザールを少し散策した後は、同じ広場内にあるバキル・モスクを見に行きました。
 
圧巻のペルシャ建築です。
 
建物に空いている穴はメヘラーブ(壁龕)と言い、聖地メッカの方向を示すもので、ペルシャ絨毯では礼拝用絨毯に表現されます。
 
 
豪華絢爛なタイルがモスク全体に装飾されています。
 
 
モスクの中に入ると、礼拝用の絨毯が床一面に敷き詰められていて、荘厳な空間が広がっています。
 
この構図に限りなく近い、ピクトリアル(絵画調絨毯)も存在します。
 
 
ここにも壁龕(へきがん)がありますが、ここが礼拝の中心点で、皆ここを向いてお祈りします。
 
ここでもダラビさんが解説してくれました。
 
 
バキル広場とモスクを訪れた後は、ゾランヴァリ社の染色工場へ向かいます。
 
シラーズの中心部から約20分。
 
 
会社の敷地内に入ると、ギャッベのパイルになる、美しい染色を施された羊毛糸が並んでいます。
 
 
まずは染色の工程から
 
 
なにやら大きな窯がたくさん並んでいます。
 
ここが染色の作業場ですが、大まかな工程としては以下のような感じです。
 
 
①窯の中に水を大量に入れる
 
②染色の原料となる草木を一気に入れ、甲斐のような棒でかき混ぜる
 
③無染色の羊毛糸を、水と染の原料である草木、媒染剤を入れて染め上げる
 
 
実際に私も、かき混ぜる工程をやってみましたが、水を含んだ大量の羊毛はかなりの重量でした。
 
すごい重労働をゾランヴァリ社のスタッフの方はやっておられます。
 
 
 
このように草木も羊毛糸もごちゃ混ぜです。
 
 
こちらは緑の羊毛糸となる、「ジャシール」という原料を混ぜています。
 
ジャシールとは、山岳地帯に自生するセリ科の多年草植物です。
 
 
緑にもいろいろありますが、深緑~黄緑~濃い緑だと、
 
・ジャシール(緑色の原料)
・クルミ外皮(茶褐色の原料)
・インディゴ(青色の原料)
・ザージュ(硫酸アルミニウム・ミョウバン)→媒染剤
 
を組み合わせて、色合いを調整していきます。
 
 
ここで、どんな原料がどんな色の元となるのかというと..
 
赤:茜・コチニール
黄色:ザクロ・玉ねぎ
青色:印度藍・インディゴ・細葉大青
茶褐色:クルミ外皮・ドングリ
灰色・黒色:木犀草(モクセイソウ)・ザクロの果皮
 
 
代表的なのは上記のとおり。
 
 
ゾランヴァリ社では、天然染料で作り出す色のバリエーションは、300色以上と言われています。
 
だからこそ、色彩に富んだギャッベが出来上がるわけです。
 
 
 
こちらは染料のサンプル。
 
 
そして乾燥工程を経て、出来上がった羊毛糸がこちらです。
 
この画像の他にも、千差万別の色糸が集積されていました。
 
 
染色工場を一通り見終えて、外に出てみると..
 
 
ちょうど織りあがったばかりのギャッベが運ばれてきました。
 
 
出来上がると、こうして工場に運ばれてきます。
 
 
そして、余分な繊維を焼いて、シャーリング(毛足の長さを揃える工程)、洗浄、乾燥、縁の処理を経て商品化されます。
 
 
 
2時間ほど、ゾランヴァリ社の染色工場を訪問させて頂いた後は、明日の行程のため、イスファハンに向かいます。
 
バスに乗り込み、シラーズから約6時間半の道のりです。
 
 
 
道中の岩山地帯。
 
 
途中のサービスエリアの感じもgoodです!
 
 
この時点で18時25分、シラーズから約4時間半走りました。
 
 
ここからイスファハンの中心地まで3時間..... 広い国土なだけあります。
 
 
そして21時くらいに、イスファハンのホテルに着きました。
 
 
アッバースィーホテルという名前でした。 普通に豪華な部類に入るホテルです。
 
 
ロビーにも至る所にペルシャ絨毯が敷いてあります。
 
王朝時代の宮廷を感じさせる内装でした。
 
 
 
夕食はおなじみのケバブ、サフランライス、イタリアンパセリ、サラダです。
 
それにしても毎度すごい米の量です!(笑)
 
 
 
 
壁龕を模したアーチ状のテラスもイスラム国にいることを実感させてくれますね。
 
豪華絢爛で素敵でした。
 
 
vol.7へ続く~
 
さて、9月23日㊎から、岡山大福店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
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yuのイラン紀行vol.5 カシュガイ族とザクロス山々の情景と... 

2022年09月25日 | 番外編

こんにちは。

さしこう本店のyuです。

今回のイラン紀行の話はvol.5  カシュガイ族とザクロス山々の情景と...編です。

前回は世界遺産ペルセポリスを経て、シラーズ郊外のザクロス山脈のカシュガイ族テントを訪れました。

 

今回は、カシュガイ族の暮らしぶりと交流のお話です。

一通り織りの様子を見させていただき、一息ついたところでカシュガイ一族の方々を記念撮影させていただきました。

女性の民族衣装はシックな色合いであっても華やかです。

 

このカシュガイ族は、アゼルバイジャン語に近いトルコ語方言を話すトルコ系遊牧民で、その祖先はいまだによく分かっていません。

カシュガイという名前の意もトルコ語の動詞、カチュマク「逃げる=自由」といった意から来たともいわれています。

 
モデルさん勢揃いです。
 
 
そして次のキャンプ地へ。
 
 
ここでは少し小さいサイズ、100x150くらいを織っていました。
 
現地語でいうとザロニムというサイズです。
 
 
ここでは羊の遊牧をしていました。 
 
”牧童”と言われる羊飼いの男性が山羊追いとお世話をしています。
 
 
この子たちの毛を刈り取り、ギャッベの糸にしているわけです。
 
夕方くらいになると檻から出して、遊牧させるのですが、面白いことに毎回同じような時間(日暮れ直前)になると、自分達で檻の中へ戻っていきます。
 
 
羊が檻に戻ると、ザクロス山脈の夕暮れです。
 
日中は暑くても、夕方になると高原風も相まってかなり涼しくなってきます。
 
 
加えて乾燥しているので、すごく快適です。
 
 
余談ですが、ハイラックスサーフと高原がコラボすると、ナショジオ感が増します(笑)
 
 
素朴で昔から代々受け継がれてきた生活スタイルです。
 
カシュガイ族は毎年、冬と夏の宿営地を約1か月かけて移動します。
 
ですが、近年は遊牧する民族も年々少なくなってきて、定住化をする家庭が増えてきています。
 
今回は運よく遊牧の場で交流の機会を持つことが出来ました。
 
 
3個目のテントでベストショットをいただきました。
 
この下の谷で羊たちが群れています。
 
 
 綺麗な日没とともに、ザクロス山脈に夜が訪れます。
 
一層冷え込んできました。
 
イランの夏は昼間は35℃を超えるような酷暑であっても、夜は10℃くらいまで冷え込むことが多いようです。
 
この日の真夜中は11℃くらいまで気温が下がりました。
 
 
 
さて日が落ちると夕食ですが、ラム肉を焼くところを拝見させていただきました。
 
1時間ほど眺めていましたが、火が燃える様は落ち着きますね。
 
これがのちにケバブとなります。
 
枯草と薪で火を起こし、石をくべて串に肉を刺して焼いていきます。
 
食事は撮り忘れましたが、陽気なキャンプ泊でした。
 
 
vol.6へ続く~

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