梅雨明けと同時に毎日猛暑が続いておりますが、皆様お元気でいらっしゃいますか?
毎日のトップNEWSは、相変わらず「コロナウイルスの感染者数の報告」で
日に日に増加していく現状に心痛い思いです。
ところで、今年のゴールデンウィークは、さしこうはコロナウイルスの感染防止のために
長期のお休みをしました。
そんな中、近所の酒蔵の解体工事を見ることができて貴重な体験をいたしました。
ここは8代続く旧家のお家で、現当主の3代前にお酒を造られていたそうです。
私が嫁いだ時から、大きな酒蔵が見えていてこれが当たり前の風景でした。
立派な甍(いらか)の並は、当時の旧家のこのお宅の繁栄ぶりを物語る
とても素敵な景色です。
人の手で造られたこの大屋根を眺めながらお茶をするのが、
私の休日のひとつの楽しみでした。
ところが老朽化したことで壊されると聞き、とても残念に思いましたが、
偶然にも壊す日に最後の見納めが出来て本当に良かったです。
どうやって壊すのかと思っていましたが、壊す業も素晴らしかったです。
7.8人のとび職の人が屋根に上がり手作業で瓦を外していき
その瓦をクレーン車の先の網の中に放り込んでクレーン車が釣り上げて
トラックに入れる・・・という
まさにプロの業に見とれてしまいました。
今ではすっかり更地になり、随分と景色が変わりました。
こうして、明治の頃の建物がなくなり
ひとつの歴史が終わったんだなぁとつくづく実感しました。
さて、本店では暮らしに溶け込む「木彫の世界」というタイトルで
素敵な木彫の展示会が8/10(月)まで開催されています。
是非、ご覧になってください。
素晴らしいアートです。
お福さん