毎日暑い日が続いています。暑くて体力を消耗するせいか、夜は9時ぐらいから閉じそうになるまぶたを開けるのに苦労する毎日です。
「暑い日には北欧のピアノ曲でもひいて涼しくなろう!」と思い、久しぶりにカスキをひいてみました。結構涼しくなりましたよ。爽やかで冷たい響きを聴くと、体の中から涼しくなるような気がします。リストの冷たい響きもいいかもと思い、「巡礼の年 第1年 スイス」の入っている楽譜をとりだし、ぱらぱらとひいてみました。「いいね、いいね!この冷たい響き!」と思ったのは最初の数分で、一生懸命譜を読んでいる間に、いつの間にか気合が入って暑くなってしまいました。
同じ冷たい響きとはいっても、リストとカスキでは冷たさの種類が違うようで、カスキをひいているとまわりの温度が下がるような気がします。水の冷たさや風の爽やかさが伝わってくるんですね。暑い日におすすめなのが「夏の朝」作品35-1、「泉のほとりの妖精」作品19-2など。テクニック的にも弾きやすく、幻想的で美しい曲が多いので、暑い日にはみなさんもひいてみてくださいね。