沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

あると思います

2012年08月29日 | 日々のこと
 予知能力とか、第六感とか、遠く離れた人へ(伝達機器を使わずに)メッセージを送る事が、人間にはできると言う事をあなたは信じますか?
 
私は不思議な体験をした。今から14年前。太平洋上で。
 「金武町移民体験航海事業」に生徒の引率として参加することになり、「日本丸」に乗り込み、2000年7月6日にハワイを目指して出航した。

 船はハワイまでの11日間、来る日も来る日も、蒼い海を航海していた。

 そんなある日の夜、私はうなされて、隣の久美子先生にゆすぶり起こされた。
 その時、私は、天井から私を見つめているおばーを見たんだよね。

 びっくりして、
「おばーなんでここにいるの?おばー、なんでねー、おばー!おばー!」
と何回も大声を張り上げたんだよね、そしたら、揺り起こされたんだよ。
「怖い夢でも見ていたの?」と聞かれたが、不思議な感覚だった。その後、ハワイに到着し5日間過ごして、帰途に着いた。旅も長かったので、そのことはもうすっかり忘れていた。

 24日間の航海を終え、無事に沖縄に帰ってきて、又、いつもの生活が戻ってきた。それから、どれくらい経ってからだろうか、近所に住んでいる筈のおばーの姿を見かけないので、何気なく母に、
「おばーは元気なの?」
と聞いた。すると、
「何言っているの?亡くなったのに」
と言ったんだよね。
「いつよ?いつ?」
と、私は狐につままれるような心境だった。葬式も何も私は覚えてないのに、私の頭がどうにかなったのだろうかと思った。

 ところが、詳しく聞いてみると、おばあは私が、航海に出て間もなく亡くなったようだった。旅が長いので、私に言うのを忘れていたようで、道理で、私は知らなかったし、同時に悲しかった。
 「あっ!」
同時に思い出した。そう、あばあの夢を見てうなされた日の事。

 おばあは、私に「さよなら」を言いに来たんだ・・・。そうなんだ、あの時におばあは旅立って逝ったんだね、きっと。大好きだったおばあ。ちゃんと挨拶をしに来てくれたのだと今も思っています。

 だから、私は科学では証明出来なくとも、そのようなことはあるのだと思います。

 ちなみに、おばあとは、近所のマチヤー(雑貨店)を営んでいた親戚のおばさんのこと。おばーが大川に野菜を洗いに行ったり、洗濯をしに行ったり、何か用事で出かける時に、私は頼まれて、店番をよくやっていた。

 ブログ訪問ありがとうございます。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする