

6月20日の「うちなー民謡の歌意を学ぶ講座」は、23日の慰霊の日の前と言う事で「屋嘉節」となった。
講座の始まる前。私は受講生のTさんと一緒に、屋嘉節の碑を撮るために屋嘉へ行った。碑は屋嘉捕虜収容所のあった国道沿いに建つ。
碑には7番までの詩が彫られている。普段目にするものは4番までなので、バイロンさんも驚いていた。
屋嘉節
1 懐かしやうちな 戦場になやい
世間御万人ぬ 流す涙
2 涙呑でぃ我身や 恩納山の登てぃ
御万人とぅ共に 肌ゆ晒ち
3 無蔵や石川村 茅葺ぬ長屋
我んや屋嘉村ぬ 砂地枕
4 心勇みゆる 四本入り煙草
淋しさや月に 流ち行ちゅさ
家族や恋人と離れ離れになった淋しさと、戦場となって荒れ果てた沖縄を憐れみ、切々と胸を打つ歌です。
「4本入り煙草」って何かな?と言ったバイロンさんに、年配の受講生の方から、「収容所で捕虜の方に配給された4本入りの煙草があった」と数名の方が教えてくれました。若いバイロンさんも初めて聞く話で、興味深々。受講生から情報を引き出し、共に、学び合いながら講座が展開されていきました。講座企画した私も、胸がいっぱいになりました。
ブログ訪問ありがとうございました。