夏目漱石「門」

　

　漱石の「門」を読んだ。

　若い頃にも読んだ時より今この歳になっての方がより沁みいる。

　物語の方はえっ？こんな終わり方なのと、何とも歯切れの悪いものだった。

　それにしても、読みながら贅沢な気持ちになった。何度も。もっともっと読みたいと言う気持ちになっています。

　この本は138刷となっている。ため息が出る。

　

　

　

　

墨画「ひまわり」

　花の輪郭をしっかり描きそうになって、ちがうちがう、と遠近に寄って力を抜くことを覚えた。濃淡も然り。