父の病室は4人部屋。寝た切りの父は外を見ることもできないので、気が滅入ることだろうなと思っていた。母もそう思って隣のベッドが空いた時に、移してくれないかと言ったらしいが、尿の処理があるのでこっちの方がいいのだと言われたらしい。それは患者の都合ではなく、仕事のしやすさを優先した結果である。患者の立場に立った見方が出来るには、現代の病院の人出不足、看護師の過重労働からしてみれば程遠い事なのかも知れない。
今日見舞いに行くと、母が
「さっき、二人が(4女と5女)が車椅子に父を乗せて中二階にある中庭を散歩したんだよ」
と。よかった~。そろそろ外も見たいだろう、見れたら少し気も晴れるのにと私も思っていたのだ。
しかし、どうしてこうも姉妹の考えることは一致するのだろう。いつも「疲れた~疲れた~」が口癖の看護師お二人さん、ありがとね!
夕飯時間を過ぎて、息子を呼びだして二時間ぐらい付き添ってくれるようにと、バトンタッチして母と二人帰って来た。金武町に入ると、丁度花火が打ち上げられ、近づく毎に大きくなっていった。思いがけないプレゼントだった。
こんなブログに来てくれてニフェーデービル。