後手番大山先生の手を考えます。
第1問
素直に銀を交換してよいかどうか。
A 46同銀 B 44金 C 32飛
第2問
攻め方は?
A 58銀 B 57歩 C 58歩
第3問
竜取りに角を打たれましたが、好手があります。
A 17竜 B 22角 C 79銀
第4問
よく見れば一番安全そうです。
A 78馬 B 35馬 C 63金打
後手番大山先生の手を考えます。
第1問
素直に銀を交換してよいかどうか。
A 46同銀 B 44金 C 32飛
第2問
攻め方は?
A 58銀 B 57歩 C 58歩
第3問
竜取りに角を打たれましたが、好手があります。
A 17竜 B 22角 C 79銀
第4問
よく見れば一番安全そうです。
A 78馬 B 35馬 C 63金打
今日の棋譜20191016
昭和44年11月、米長邦雄先生と連盟杯争奪戦記念対局(米長先生が優勝して名人と対戦)です。
大山先生の中飛車です。
米長先生は玉頭位取りを目指したのでしょうが
位取りを拒否されたので引き角に。
棒銀から3筋の歩を交換します。
矢倉に囲う途中で
45歩を突かれたので46歩。危ないのですがすぐに反発するのが大山米長戦です。
銀が出てきたら
44歩を利かせて銀をぶつけます。
大山先生は銀をかわし
米長先生は78金を入れてもよさそうですが、54金の形にさせて銀をぶつけます。
銀交換になると43銀があるので42飛。
勢いは24飛49飛成で金桂取りと金香取り。
もちろん竜で取れる大山先生のほうが有利です。
ただ78銀から45桂と使えば、香損でも21桂11香が遊んでいるので、当面の戦力の差はありません。
大山先生は63金を打ってから57歩。
拠点を作って57香と垂らせば、米長先生もと金作りです。互いに受けがないので
攻め合いになるのですが
先手は金を取る余裕がなく受け続けねばなりません。大山先生の寄せ合い勝ちになりそう。
米長先生は駒を打って粘るしかないです。
千日手になればよいのですが。
大山先生は84角(王手飛車ねらい)、42飛成に
66角、77金には角を切って
切ってから粘るというのは調子が変です。21竜ならば形勢不明ではないかと思うのですが
米長先生が勢いで二枚換えに持ち込むのもわかります。
竜取りの55角に自信があったのかもしれませんが、79銀は詰めろ。19角でも詰みます。
角を打たせて53角成はまだまだというところですが
銀を使わされて
75歩が攻防になればよいのですが、とりあえず玉を上に逃げだす算段です。
怪しげな雰囲気は出てきました。
大山先生は28竜~59馬。どう応じても78銀を取れそうです。
米長先生は68金と打ち捨てて玉をかわします。
でも大山先生の35馬は攻防で、後手玉は危ないようでも
詰みはなく、詰めろ(64馬とか54馬同竜同歩とか)はもう少し続きますが、71玉などで続かないと見ての投了です。
米長先生の序中盤は危なっかしいのですが、勢いを重視しています。終盤力でひっくり返そうというのですが、うまくいきませんでした。激しい戦いが多いので、並べてみて楽しい対局です。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.41 棋譜ファイル ----
開始日時:1969/11/29
手合割:平手
先手:米長邦雄7段
後手:大山名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 5四歩(53)
9 5八金(49)
10 4三銀(32)
11 6八玉(59)
12 5二飛(82)
13 7八玉(68)
14 6二玉(51)
15 6八銀(79)
16 7二銀(71)
17 9六歩(97)
18 9四歩(93)
19 7七銀(68)
20 7四歩(73)
21 2五歩(26)
22 3三角(22)
23 7九角(88)
24 2二飛(52)
25 3六歩(37)
26 6四歩(63)
27 3七銀(48)
28 7一玉(62)
29 6六歩(67)
30 5二金(41)
31 6七金(58)
32 6三金(52)
33 3五歩(36)
34 同 歩(34)
35 同 角(79)
36 5一角(33)
37 6八角(35)
38 8二玉(71)
39 8八玉(78)
40 4五歩(44)
41 4六歩(47)
42 4四銀(43)
43 2四歩(25)
44 同 歩(23)
45 4五歩(46)
46 同 銀(44)
47 4四歩打
48 5三金(63)
49 4六銀(37)
50 3二飛(22)
51 3五歩打
52 3六銀(45)
53 5五歩(56)
54 4四金(53)
55 5四歩(55)
56 同 金(44)
57 3七銀(46)
58 同 銀成(36)
59 同 桂(29)
60 4二飛(32)
61 2四飛(28)
62 4九飛成(42)
63 5四飛(24)
64 6九龍(49)
65 7八銀打
66 1九龍(69)
67 4五桂(37)
68 6三金打
69 4四飛(54)
70 5七歩打
71 同 角(68)
72 5六歩打
73 6八角(57)
74 5七香打
75 5四歩打
76 5八香成(57)
77 5三歩成(54)
78 6八成香(58)
79 同 銀(77)
80 5七銀打
81 6九香打
82 6八銀成(57)
83 同 金(67)
84 5七銀打
85 7九銀打
86 6八銀(57)
87 同 銀(79)
88 5八金打
89 7九金打
90 6八金(58)
91 同 金(79)
92 8四角(51)
93 4二飛成(44)
94 6六角(84)
95 7七金(68)
96 同 角成(66)
97 同 玉(88)
98 4一歩打
99 同 龍(42)
100 5一金打
101 6三と(53)
102 4一金(51)
103 7二と(63)
104 同 金(61)
105 5五角打
106 7九銀打
107 6四角(55)
108 7三角打
109 5三角成(64)
110 4七飛打
111 6七歩打
112 5五角(73)
113 6六銀打
114 3七角成(55)
115 7五歩(76)
116 4五飛成(47)
117 6一銀打
118 6二歩打
119 5五歩打
120 2八龍(19)
121 7四歩(75)
122 5九馬(37)
123 6八金打
124 同 馬(59)
125 7六玉(77)
126 3五馬(68)
127 7二銀成(61)
128 同 玉(82)
129 7三金打
130 同 桂(81)
131 同 歩成(74)
132 同 玉(72)
133 8五桂打
134 8二玉(73)
135 7三金打
136 8一玉(82)
137 投了
まで136手で後手の勝ち
記事を書きそびれていましたが、A級に昇級して、9/22が初戦(10/13は抜け番)でした。
10/13が朝日アマ東海予選だったので抜け番希望のチームが多く(それをA級に割り当てるのですから運営のミスですが)、初戦は2試合だけ。尾張同好会Aチームは急な葬式のために4人になりました。
2-3、0-5で連敗です。まだこれから。
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