後手四手角 (3手で移動していますが) の形の最後は
31金と引く形です。42金引との違いは、55歩(取らないのは明日)同歩同銀
この時に当たりが強いのです。後手が強気ならば35歩同歩36歩25桂24歩
桂を取りに行くのですが、13桂成同香14歩同香
ここで石井先生は15歩同香同香14歩の形にしてから攻めるというのですが (それでも先手有利になります)。AIに聞いてみると、シンプルに14同香13歩同香成同銀19香
後手は歩切れが痛いです。22金14歩同銀54歩同銀14香13歩44銀
この図の評価値は+451で、はっきり先手有利です。穴熊が痛んでいるのですから当然です。
戻って
35歩同歩36歩以下は指し過ぎでしたから、AIに聞いてみると、35歩同歩は入れるとして、86歩を突くのが難しいようです。
86同歩には75歩。同歩同角~86角というさばき方です。なので75歩は取らずに、14歩同歩13歩同香25桂76歩88角
この図の評価値は+14、互角です。戻って
86同角のほうが優ります。54歩には64歩
55歩63歩成42銀
64角83飛52と56銀
36金47銀不成同銀57角成
いやな食いつかれですが、42角成同金引同と同金58金打
まだ後手の攻めは続くのですが、とりあえず先手の駒得ですし、穴熊は薄くなっています。評価値は+53なので、先手ペースというにはもう少しですが。
ともあれ
この形ならば先手がまずまず指せるようです。