名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(14)

2024-06-18 | 基本定跡の研究

後手四手角 (3手で移動していますが) の形の最後は

31金と引く形です。42金引との違いは、55歩(取らないのは明日)同歩同銀

この時に当たりが強いのです。後手が強気ならば35歩同歩36歩25桂24歩

桂を取りに行くのですが、13桂成同香14歩同香

ここで石井先生は15歩同香同香14歩の形にしてから攻めるというのですが (それでも先手有利になります)。AIに聞いてみると、シンプルに14同香13歩同香成同銀19香

後手は歩切れが痛いです。22金14歩同銀54歩同銀14香13歩44銀

この図の評価値は+451で、はっきり先手有利です。穴熊が痛んでいるのですから当然です。

戻って

35歩同歩36歩以下は指し過ぎでしたから、AIに聞いてみると、35歩同歩は入れるとして、86歩を突くのが難しいようです。

86同歩には75歩。同歩同角~86角というさばき方です。なので75歩は取らずに、14歩同歩13歩同香25桂76歩88角

この図の評価値は+14、互角です。戻って

86同角のほうが優ります。54歩には64歩

55歩63歩成42銀

64角83飛52と56銀

36金47銀不成同銀57角成

いやな食いつかれですが、42角成同金引同と同金58金打

まだ後手の攻めは続くのですが、とりあえず先手の駒得ですし、穴熊は薄くなっています。評価値は+53なので、先手ペースというにはもう少しですが。

ともあれ

この形ならば先手がまずまず指せるようです。

コメント
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