名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(6)

2024-06-10 | 基本定跡の研究

これまでは後手が62飛とする形を調べてきましたが、42銀はどうでしょうか。

もっと穴熊を固めようという手ですね。先手が同調すると、27銀31銀右38金、55歩には42角

後手は松尾流穴熊の理想形です。ただし角の動きで3手損していますね。簡単ではありません。一応自然に54歩と取り込むと、86歩同歩同角が来ます。88飛77角成82竜66馬は後手有利ですから、86同角同飛53歩成

53同金97角の両取りはどうでしょうか。89飛成53角成99竜

二枚替えでも先手が指せないことはないですが、石井先生は先手自信なし。評価値は-187なので後手良しくらいです。

ということで8筋は受けねばなりません。ここまで戻って

88飛86歩同歩73桂

54歩同金55銀65金

石井先生は先手自信なしとしているのですが、この図の評価値は0近辺の互角です。54歩76金59角75角44銀66角

ここまで来れば評価値は-232の後手良しです。

戻って

AIに聞いてみると、14歩同歩13歩同香25桂

先手は手得を生かして、銀冠からの端攻めを決行します。76金59角75角に

13桂成同銀79香52飛56歩

田楽刺しはできたものの、まだ評価値は0近辺の互角です。後手は暴れてくるでしょう。でもまあ先手が悪くはないとわかりました。

 

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