最後は先手が55歩から攻めるのではなくて
57銀と引く形です。64歩同歩同飛のねらいですが、後手がそれを受ける (62飛や⑤3銀) のは利かされです。75歩同歩45歩
という開戦が強い指し方。先手はこれを回避するために25桂24角を入れておくのもあるのですが、後手は局面を収めて24歩から桂を取るのもあるので、先手が少し苦しいです。さて33角成同銀右45桂86飛33桂成同金寄88歩
まあこうなりそうなところですが、この図の評価値は-215の後手良しです。後手は79角も有力 (77角68角成同銀76飛) ですが、55歩のほうが少し優り、77銀56歩同銀84飛
一応は先手の駒得ですが、銀を打たされているので後手良しは変わりません。
この変化を深く調べても仕方ないので、後手良しだと覚えておきましょう。
これで66銀型四間飛車で居飛車穴熊に対抗する形は終わりです。振り飛車が先手でないと使えなさそうですが、互角以上に戦えるようです。