昨日の変化手順を検討していきましょう。
ここまでが基本図です。
51角28玉84角26歩94歩96歩62飛
57銀64歩同歩同銀86歩
ここで86同歩は同角65歩の時に、石井先生は69飛で先手良しとされていますが、AIの最善手は77桂です。
この図の評価値は+194で先手良し。
戻って
73桂に63歩同飛85歩
57角成同金65桂47金
と進むのですが、47金のところで66角とするのは、57桂成同角に62歩
とするのがAIの最善です。(石井先生は35歩から後手良しにしていますが。) この図の評価値は-402で後手有利。
また戻って
77桂成同桂65歩41角
62飛65桂に86角67飛・・・と続くのですが、AIに聞いてみると、62飛65桂には42金引が最善です。
74角成77角69飛68歩79飛86角成と進んで
この図の評価値は-344で後手有利です。
つまり
ここで57銀と引くのはうまくいかないのでした。私が思うに、26歩を突かないで、もう一手早く銀を引いておけば、
94歩96歩62飛に66角とぶつけられます。
66同角同銀82飛77銀の図は
評価値は0近辺の互角です。互いに手を作るのが難しく、いずれ千日手模様では先手番としてはつまらないということかもしれませんが、後手が面白くもないでしょう。
戻って
後手が73角と引いた場合は、48銀64歩同歩同飛77桂
65歩57角63飛69飛
これも互いに難しい局面ですが、評価値は+36、わずかに先手に振れています。
ということでちょっと工夫すれば使えるのではないかとおもいます。