名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-5 ノーマル中飛車に袖飛車(22)

2024-10-16 | 基本定跡の研究

この形からの攻めで

74歩を突いて待たれたときに、24歩同歩45歩・・・は難しく、24歩同歩25歩73桂24歩22歩45歩・・・は先手良しでした。実は24歩同歩25歩の時に

25同歩同桂22角45歩

45同歩には22角成同金44歩同銀34飛

これは先手良し (評価値は+265) なのですが、

45歩には42飛と受けられて24歩と垂らし

45歩22角成同金

居飛車が後手番の時に触れましたが、84歩を突いてあると51角~84角成として先手ペースになるのです。でも83歩を突いていないから評価値は-178で後手ペース~後手良しです。

戻って

42飛には38飛か39飛とする方が優ります。38飛には24歩44歩同角同角同銀

22歩 (22同金には34飛33歩31角) 47歩49金27角

21歩成25歩11と38角成同金

わずかに駒得ですがなくなりそうで、この図の評価値は-45、互角です。

また戻って

42飛に39飛のほうは24歩44歩同角同角同銀22歩

47歩58金33桂

この図の評価値は-115、この受け方もあって、先手が思わしくありません。

ということで、エルモ囲いからの攻めも簡単ではないようです。仕掛けの前に16歩を突いておくというアイデアはあるのですが、互角にしかならないようです。後手の最善陣形を崩せないのか、残念でした。

 

コメント
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