名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-7 ノーマル中飛車に居飛車穴熊(3)

2024-10-22 | 基本定跡の研究

後手は54銀としないで44角と工夫してみます。

79金33桂に86角がけん制の手です。

後手としては21飛から2筋逆襲がねらいの筋なのですが、所司先生は (多分実戦例) 46歩同歩45歩を解説しています。でもAIに聞くと55角

が厄介で、56銀64角77角54銀

この図の評価値は +155、先手ペースですが、評価値を下げています。

なので

21飛には56銀が良いのだと。24歩同歩

26歩68角は後手の攻めがありません。25歩 (68角には35歩) 36歩24飛58飛

55銀からの攻めを見て先手有利、評価値は+572あります。

戻って

84歩から角を追うのは、解説では56歩としているのですが、65歩のほうが良いようです。85歩68角83銀96歩94歩66銀72金56歩

きれいに位を取って先手の作戦勝ち、評価値は+440もあって、すでに先手有利の範囲です。

また戻って

53角のぶつけには68角

54銀の時に分岐ですが、24歩同歩同飛43銀

後手が手損をして難しいということはありません。36歩に23歩28飛64角

46歩同歩65歩55角46銀

46銀のところで、56歩88角成同金47歩成は後手有利という解説だったのですが、この図の評価値は+642の先手有利です。

戻って

54銀に56銀44角を入れてから24歩同歩同飛もあります。

55歩65銀同銀同歩56歩

この図はちょっと難しく見えるのですが、52歩同金34飛

71角54飛28歩41銀

43銀の受けには52飛成から攻めれば、同飛同銀成同銀51飛と攻めが続きます。53金が最善で、同飛成同飛32銀不成

飛と金金の二枚替え。58銀66金57歩成86角

所司先生は難解だとしていますが、評価値は+1221で先手優勢です。

もう少し細かい変化も書いてあるのですが、先手が間違えなければ簡単に有利になります。穴熊の中盤では、ちょっと大胆な感覚が身についていれば良いようですね。手堅く指していると難しくしてしまいそうです。

コメント
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