名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-7 ノーマル中飛車に居飛車穴熊(6)

2024-10-25 | 基本定跡の研究

次は68角と引く手。これが本命です。

16歩42角35歩

先に歩を突き捨てて攻めてみます。35同歩は46銀36歩26飛33金

16歩を突いていないと15角があったところでした。さて所司先生はこれで一局だとしか書いていないのですが、その先を調べてみましょう。35銀55歩、55同歩としても良いのですが、24歩

24同歩同銀56歩33銀成同角78金打。

この図の評価値は+482で先手有利です。58銀には56金同飛21飛成、22歩ならば36飛。穴熊が堅いので好きなように攻めることができるでしょう。

戻って

35同歩ではなくて、33金34歩同金46銀31飛

飛も使って受けられる方が難しく見えます。38飛53角55歩

45歩と突かれても、45同銀同金31飛成同角41飛

銀を捨てても駒損は取り返せます。

戻って

55同歩同銀54歩46銀84歩

所司先生の解説では、24歩同歩23歩32飛35銀・・・としているのですが、23歩ではなくて22歩とすれば

33桂に21歩成同飛35歩

金をどちらに逃げても歩を突き出していくだけです。この図の評価値は+687の先手有利。

実は68角と引いた最初の図で

評価値は+291もあるのです。後手が互角に持っていくのはかなり難しいと言えるでしょう。

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