先手が28玉とした形の続きです。
32玉78金を入れて、77角成同桂86歩同歩同飛 (王手飛車を避けた)
AIに聞くと、88銀82飛38銀
この図の評価値は0付近の互角です。ところが
村田先生は後手を持って、先手に38銀とされたそうです。しかも前例があると。89飛成に88銀が新手、69角があるのですが
79金58角成同金78飛
派手な手が続きます。89金58角成66角
後手の駒損ですが先手玉は薄いです。55歩79銀56歩11角成57歩成49香
AIに聞いてもこの辺りの評価値は揺れ動きます。実戦進行は22銀12飛31金65桂
これで先手有利になっていて、58竜86角64金
22馬同金41銀33玉22飛成同玉64角
きれいに先手が勝ち切りました。
途中のこの図で
AIの評価値が揺れ動くのですが、67と82歩
桂馬を取り合うのが有力な変化です。22金81歩成77と46桂88歩
後手は駒得を目指しますが、取るのが遊んでいた桂金銀なので善悪不明です。34桂89歩成86角12金打
22桂成同金77角79と
とりあえず角香と金銀桂の交換で後手の駒得です。12金33歩21金44桂
36桂打をみた攻防手。25桂24銀44角
44同歩36桂25銀
22金同銀44桂42玉22馬56桂
ここまで進んで評価値は-575の後手有利 (先手玉は詰めろ) です。だから戻って67と以下の手順は後手ペースだったと確定します。
人間が指したら良い勝負だとしか言えませんが、踏み込めば後手に分があるようです。
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