先手が28玉とする趣向の続きです。
53銀38銀
この形でもいろいろあって、77角成同桂としても評価値は-82、後手が欲張らずに駒組を進めれば少し指しやすいようです。村田先生は52金右ならば22角成同銀88銀
とするのが、後に71角があるから少し得だと書いていますが、評価値は-87です。後手が指しやすい状況は変わりません。
戻って
32玉には55歩同歩同角同角同飛
53銀が浮いているので44角は無効です。44銀59飛86歩同歩同飛88歩
42銀78金14歩16歩82飛68銀74歩46歩62金45歩33銀引54歩
これで先手十分だとしていますが、評価値は-97です。AIに聞くと、52金上57銀64歩66銀73桂55銀58歩
58同飛は69角があります。58同金86飛47銀76飛77歩86飛
後手は軽く飛をさばいて指せるようで、この図の評価値は-135です。
いずれも手将棋の部類なので何とも言えませんが、後手に分があるようです。
なお後手が玉を固めようと44歩を突く形は
先手が端の位を取って穴熊にしようという図で評価値は-26、互角です。
後手が端を受けた形で
評価値は-34です。後手としてはちょっと損なので、角交換を避けないほうが優ります。
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