ガーナが強豪チェコを破りました。ガーナの選手達のプレイは明るく楽しいサッカーで、観ていて面白しかったです。
ガーナと言えば、日本では某製菓会社がその名を冠したチョコレートを出しているので、チョコの国というイメージが湧きますが、実際にもカカオが名産だそうです。そんなガーナのサッカーは、観ている側にはスイート、チェコの選手とサポーターにはビターでした。
チョコと言えば、コートジボワールも名産なのだそうですが、そのコートジボワールは一次リーグ敗退が決定。強豪ひしめくグループにいながら、アルゼンチンにもオランダにも果敢に攻め、押し気味に試合を進めていただけに残念です。エースのドログバは次の試合は出場停止というのも残念。
コートジボワールは、ヨーロッパ的な早いサッカーをやっていました。選手の多くはフランスリーグでプレイしているというのが、その要因になっていると思われるとともに、アフリカの国を語る上でどの国もそうであるように、かつての歴史というのもスタイルに影響しているのも的はずれではないのでしょう。
先日、ポルトガルと試合をしたアンゴラは、かつてポルトガルの植民地でした。その歴史の影響なのか、選手の所属クラブを調べてみるとポルトガルリーグでプレイしている選手が多いです。そんなアンゴラのスタイルは、コートジボワールとは異なり緩急のついた攻めが特徴でした。
サッカー新聞「エル・ゴラッソ」に、アンゴラに伝わる「センバ」という音楽がサンバの起源という説があるという記事がありました。サンバというと、ラテン特にブラジルなイメージですが、アンゴラの攻めのリズムには、どこかブラジル的なエッセンスがあったかもしれません。ちなみに、ブラジルの公用語はポルトガル語です。
アフリカとチョコレート。そして、歴史。スタンドのサポーターが誇らしげに国旗を振るシーンは、アフリカの国のサポーターが特に多いような気がしています。
今日のBGM アフリカ / TOTO