フリージア工房 国道723号店

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夏の夕方を旅する

2007-08-06 21:42:10 | 町と旅
 毎日暑いですね。こうも暑いと、外を出歩く気はしなくなるんですが、不思議と旅には行きたくなるんですよね。
 私は何故か、夏は西に行きたくなる方で、昨年はこのブログに日記も書きましたが、四国に行きました。
 今までの旅の記録見ても、九州や中国・四国が多いです。8月は基本的に交通機関が混みやすいので出かけるのは大変なんですが、夏真っ盛りの旅というのはなかなか良いものです。暑かった太陽が段々と沈んで風が涼しくなる夏の夕方が好きです。

 交通の混雑以外にもトラブルはありまして、例えば以前8月に高知行った時、なぜかホテルがどこも満室という事がありました。なんとか一軒だけ見つけて泊まれましたが、これは夏休みの宿泊状況を甘くみた自分の責任でもあります。
 四国と言えば、水不足の時に旅した時も大変でした。現地の人はもっと大変だったんでしょうが、何しろ食事に入った中華レストランに「お一人様、水は一杯まで」とか書かれていたりする訳で、当然ホテル内でも、制限こそ無いもの節水を呼びかける貼り紙がしてあったりしました。

 夏と言えば台風によるトラブルにも遭遇します。
 昨年、高知にて台風で予定が狂った事はブログにも書きましたが、以前にも山陰を旅している時に台風に追いかけられ、島根鳥取では無事だったのが、結局は京都府舞鶴で直撃を喰らった事がありました。泊まった舞鶴の旅館はキャンセル客続出、外は轟音が鳴り響き、淋しい一夜でございました。


 しかし、私の好きな夏の夕方は、そのような一連のトラブルを補って余りある、夏の旅のハイライトです。

 小泉八雲が絶賛したという、幾重の色に輝く島根県は宍道湖の夕焼け。
 強い西日が、正三角形な開聞岳(かいもんだけ)を照らす鹿児島県指宿(いぶすき)。
 黄金色の夕陽に染まる黄金色の瀬戸内海に、転々と横たう小島を眺めた高松港から岡山県宇野港に向かうフェリー。
 紺碧の海に蒼い空がやがてゆっくり紺色に染まっていき、古びた造船所の立ち並ぶ港を蒼い蔭にしていった広島県呉市の夕刻。


 今年は遠くには行けそうにないけれど、夏の旅は夕方が好きです。
 明日の夕方、茨城県に行ってまいります。

  今回のBGM  夕焼け空 / 安倍なつみ


コメント (6)
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