フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

聴いた事のないヒット曲

2009-05-03 18:37:55 | ハロプロ2009

 記事の内容とは直接関係ないのですが、今回の記事は久々に「今回のBGM」というのを付けたので、出来たらそちらの方も聴いてください。と、前置きからスタートします。今回はアイドルに於けるマイナー性がテーマです。

 私はいわゆる「地下アイドル」というものに興味がありません。強いて言えばエッグはそういう部類になるかも?なので、地下的な存在のアイドルで気になっている子は、敢えて言えばエッグくらいしかいないという事になります。
 興味はないですが、地下アイドルという存在そのものを否定はしないし、近くで観られて、アイドルに認識もされて、そういう親密感が好きな人は地下アイドルと言われるようなマイナーアイドルを好きになるのは当然なのでしょうね。残念(?)ながら、ハロプロではそういう親密感はなかなか味わえません。

 以前、知人にアイドルヲタが集まる飲み会に招待されて出かけた事があります。特に誰推しが集まる飲み会という訳ではなかったので、いろんなアイドルヲタが集まりました。
 参加者とはほとんど初対面だったので、周りの人とは飲みながら自己紹介的に「誰のファンですか?」という話題になります。その中の一人の人が、あるアイドルグループ(今は解散して、センターに居た子はソロで活動しています)の大ファンですと自己紹介をして私の隣に来て話を振ってきました。流れで「あなたは誰のファンですか?」と聞かれました。
 「ハロープロジェクトのファンです。特にモーニング娘。が大好きです。先日も横浜アリーナで行われたモーニング娘。のコンサートに行ってきました。」と答えました。
 ハロプロヲタが集まる飲み会ならここで、「娘。では誰推し?」という質問になると思います。そのつもりで身構えていました。すると、その某グループファンの彼はこんな反応を示しました。
 「モーニング娘。ですか!応援していて面白いですか?横浜アリーナで観たってメンバーは豆粒でしょう?好きなメンバーに自分の事を憶えてもらうなんて不可能だし。」
 そんなコメントをもらってしまいました。この飲み会当時、モーニング娘。は国民的アイドルグループと言われていました。おそらく彼にしてみれば、そのようなメジャー過ぎるアイドルを応援している行為はミーハーに見えると同時に、近づけない雲の上の存在を応援している事が理解出来なかったのでしょう。
 彼は続けました。「その点、○○(彼の応援しているグループ)はいいですよ。イベントもよくあるんですが、メンバーがファンに優しくて、よく来ているファンの事は憶えてくれる。僕はそういうアイドルの方が好きですね。」

 彼のアイドルに対する応援スタンスはいわゆる地下アイドルを応援するモチベーションそのものであり、そのスタンスでモーニング娘。を語られても困る訳です。こちらも、「いや、ハロプロにもメロン記念日というグループがありましてね。葛飾区の水元公園でイベントやって百人来るかどうかで、メンバーはファンの顔を憶えているみたいですよ。」と言いたかったのですが、当時の私はメロンの事はハロコンか娘。コンのゲストでしか観た事がなかったので、エラソウにメロン記念日を語る知識を持ち合わせていなかったのでした。
 彼は、私が何故モーニング娘。を応援しているのか理解に苦しむようで、何を求めてモーニング娘。を応援しているのか?とか聞いてきました。私は、別に自分をメンバーに認識してほしいなんて気持ちはサラサラない事、モーニング娘。のパフォーマンスやキャラクターが好きなのだと答えたと記憶しています。パフォーマンスの事を持ち出されてしまっては話を対抗させる事は出来ないと思ったのか、結局「マイナーVSメジャー」のアイドルヲタトークは議論というレベルに達する前に終了しました。
 その人とは、その時にしか会った事はありませんが、自分の応援しているグループに対しての熱い思いなどを語る姿は、まさに熱狂的アイドルヲタであり、自分とは居場所は違うけれど、悪い人ではないなと思いました。

 時は流れて、今こういう飲み会があったとしたらどうなるでしょうか。同じ質問をされて私が「ハロープロジェクトのファンです。みんな大好きですが、一番好きなのは℃-uteです。」とか答えても、℃-uteとか応援していてメンバーに認識されるの?とか言われたりはしないんだろうなと思います。今や、ハロプロも地下までは行かなくても、この飲み会の時のモーニング娘。みたいなメジャー感はありません。
 地下アイドルを応援している人から見れば、今でもハロプロヲタはメジャー指向に見えるのかも知れませんが、もはやハロプロも十分マニアックな存在です。今のハロプロの曲を知っていると、会社や学校で公言出来ますか?周りに知っているという人はいますか?

 それでも、ハロプロのシングルCDはオリコンチャートの上位に食い込んでいます。他の女性アイドルグループ、声優アイドルも同様です。しかし、これらの曲は「知っている人は知っている」存在であり、昔のモーニング娘。や松浦亜弥ちゃんの曲みたいな知名度はありません。女性アイドル冬の時代だと私は思っているのですが、またいつの日か、「コンサートに行ってもメンバーは豆粒」と思われるほどの大人気アイドルが生まれるのでしょうか?

 流行りというものは、十年とか何年かの周期で回っているのだそうで、それを踏まえていくと、そろそろ大人気女性アイドルが誕生してもいい頃なのではないかと思っています。そのような存在のアイドルが近々生まれたとしたら、今度の私の立ち位置はどちら側になるのか? マイナーか、メジャーか。
 あの日の飲み会で、熱く某グループを語っていた彼の立場が、今度は自分ではない事を祈ります。私はハロプロにマイナーを望んでいる訳ではないのですから。


 今回の、というか今日のBGM (記事の内容とはあまり関係ないです)
http://www.youtube.com/watch?v=rVPu50hIcQ0&fmt=18

あと、これも。
http://www.youtube.com/watch?v=L-Ao6p1l8nw&fmt=18

コメント (8)
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