フリージア工房 国道723号店

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東京瑞光日記 ~お台場 有明 皇居外苑~

2010-01-29 20:03:27 | 写真とカメラ

 クリスマスイブの日に一人で出かけた話を書きます。

 さて、カメラを持ってクリスマスイブの街をスナップしよう!そんな気分で場所を選定していたところ、お台場のパレットタウンでペンタックスK-xのクリスマスツリーが二日間限定で展示されていると知り、お台場に行って見てみる事にした。K-xは100カラーパターンのボディを販売している事で話題のデジタル一眼レフだ。

 東京テレポート駅付近

 りんかい線に乗って東京テレポート駅にやってきた。夏にアイドリング!!!を観に来て以来か。自分は以前、お台場で働いていた事があり、この駅を利用していた。自宅から自走して運んできた自転車を駅前に停め、会社までの足にしていた。退社後、冬の東京を自走して神奈川県の自宅に持ち帰ったのは、今となっては良い思い出だ。

 パレットタウンに向かう途中を撮影。わざとホワイトバランスをいじって「蛍光灯」にして青く写す。佐野元春さんの歌に「クリスマスタイム・イン・ブルー」という曲がある事を思い出す。世の中、明るいクリスマスばかりではない。

 パレットタウンに着いた。ヴィーナスフォートにトヨタが運営しているクラシックカーの展示施設がある事を知り、行ってみる事にする。ヴィーナスフォート館内は平日昼間からカップルだらけで、噴水前では結婚式も行われていた。
 人の気配が少なくなってきて展示施設に到着。展示施設は入場無料で、入口に往年のスーパーカー「トヨタ2000GT」が飾られてあったが、日本車ではマツダやスバルが好きな私は、スーパーカーよりも往年の軽自動車「スバル360」や「マツダキャロル360」にがっついてみる。
 マツダのロータリーエンジンのスポーツカー「コスモスポーツ」がいた。珍しい車なので、思わず駆け寄る。この車を東京モーターショーで発表する際、広島にあるマツダの本社から社長を乗せて東京まで走ってきたというエピソードを聞いた事がある。こういう楽しいエピソードは好きだ。(当時のマツダの社名は東洋工業。プロ野球の広島東洋カープの東洋はマツダを意味している)
 
 今見ても、いや今だからこそコスモスポーツのデザインはカッコイイ。ちなみに、現在のマツダも世界的にデザインが評価されているメーカーである。
 右はマツダキャロル。後ろの窓の部分が前向きに斜めになっているのは、「クリフカット」というデザイン。これもお洒落だ。キャロルは360ccの軽自動車だからとても小さいが、このデザインで現在の軽自動車を作ってほしい気がする。
 全体のデザインはこちらを見てください。 「コスモスポーツ」 「キャロル360」

 パレットタウンの広場に行き、ペンタックスK-xのクリスマスツリーを撮影する。ペンタックスは宣伝が得意なメーカーではないけれど、この企画は頑張ったなと感激する。ペンタックスとお台場、ちょっと場違いな気がしないでもないが、こんな所で一人で写真を撮っている自分も場違いなので、用が済んだから退散。


 有明

 ゆりかもめの高架に沿って歩きながら、有明を過ぎ、豊洲を目指す。ディファ有明の横を通り、ここで開催された℃-uteの初めての女性限定イベントの日を思い出す。

 豊洲方面に向かって歩いていくと、空き地が広がる。先ほどまで見ていた、カップルが集うお台場の風景とは180度違う風景だ。
 

 豊洲

 ゆりかもめの「市場前」という駅があった。ここに築地市場が移転してきて豊洲市場になる予定で駅が作られたのだが、今はまだ空き地の中の駅だ。駅の改札口に上がってみたが、やはり無人駅で駅員がいないようだ。

 やがて風景は巨大マンションと、商業施設ららぽーと、アミューズメント施設キッザニアと、近代東京の風景になり豊洲に着く。気付けば、シャッターを切っていない自分がいた。地下鉄で都心に向かう。静寂を求めて都心に向かうという一見矛盾した行為のために。

 皇居外苑

 大手町駅に着いた。都心の地下鉄のターミナル駅。地上に出ると道路は車がひっきりなしに走り去っている。私は大手門をくぐって皇居外苑に入った。入口で通行証を受け取るだけで入れる。
 苑内は思ったより人がいたが、観光客の中に外国から来ている人もいて、なかなかの賑わいである。木々が紅葉から冬の姿へと移り始めている。寂しい眺めにも思えて、わざとISO感度設定を上げてノイジーに写してみるが、歩道の横の竹の幹は力強く美しいので、こちらはカラーで逆光で撮ってみる。木の明と暗。
 
 苑内には芝生広場があったり、日本庭園があったり、石垣があったり、意外と見所が多い。石垣の上から広場を見下ろしてみた。

 一時間ほどの散歩。気分はとてもリフレッシュされた。行きは気づかなかったが、門の外は東京都心の風景そのものがダイレクトに見える。しかし、一歩中に入れば、別な東京がそこにある。お台場~有明と同様、ここでも喧騒と静寂の対比を感じながら、私はカメラを構えてみた。

コメント (5)
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