℃-uteの新曲「Danceでバコーン!」のPVが公開されました。
http://www.youtube.com/watch?v=XWv4PPJLQN4
また今回も「怒り爆発モード」で書こうとしても、もはや力が抜けました。
今回の曲、良く言ってみるとこんな感じでしょうか。「ライブで盛り上がりそう」、「℃のイメージに捉われず新たな魅力を引き出した」、「タイトル通り、ダンスが爆音している」、「岡井ちゃんのお茶目な表情がかわいい」。
悪く言うのは簡単で、その逆を書けば良い感じ。「ただノリだけの中身の薄っぺらい作り」、「℃の持っている育ちの良さを感じるキャラを無視した、作り手の押し付けな世界観」、「お尻を突き出して振るダンスがひどい」、「メンバーに無理してる感が見える」。
悪い方の感想に力が入っているように見える?それは気のせいです。いや、本音を言えば「もう疲れました」(苦笑)。
曲は悪くないなと思います。一時期続いた℃-uteのシリアスなカッコイイ路線はもう飽きられているだろうと判断して、コミカルで踊れるような曲を持ってきたのは良いと思います。賛成です。
しかし、そこでコミカルが何故こういう下品な路線に繋がるのか理解出来ません。大体からして、この曲はOLが合コンなどを通じて「いいオトコいないかな?」と必死になっている様を描いた曲で、それを平均年齢16歳ジャストな℃-uteが歌うというまったくもって理解に苦しむコンセプト。
「勝負パンツ」などと歌わせておいて、更にお尻を突き出して振らせるという下品なダンス。どこからアイデアを持ってきたのか知りませんが、いやちょっと知っているけれど、そんなものを取り入れる必要はないのです。
スタッフとかプロデューサーには耳が痛い話というか、聞きたくない話かもしれませんが、ベリキューヲタがメンバーに期待している部分、本来はこうあってほしいという理想から今の℃-uteもBerryz工房も離れてきています。ベリはまだ「面白ソング路線」を肯定するヲタもそれなりにいますから、やっていけなくもない。でも、℃-uteは今後どうする気なのでしょうか?今のハロプロが展開している路線が本当に合っているのか?疑問です。
比較に他のアイドルを持ち出したくないですが、作り手に教えてあげたいのは、℃-uteがやったら良いだろうなあと思える路線を、他のアイドルがやっているという事。それは、ハロプロのアイドルではありません。そのアイドルは「和」をモチーフにして、チームワークと運動能力を生かした速いダンスを息も切らさず踊っています。下品なダンスやトークもしません。これって、℃-uteの持ち味と被っていませんか?本来は℃-uteが得意としてやってきた路線ではないですか? 逃げるのはやめて、そのアイドルに℃-uteもストレートで勝負してほしい。
℃-uteに限った話ではなく、スマイレージを始めハロプロ全般に言える事ですが、フザけた内容の歌なんて結果を恐れて逃げるための口実作りに見えます。こういう路線だから売れなかったのも仕方がない。そういう「逃げ道」を作っていませんか?
℃-ute「これ以上嫌われたくないの」
C/W曲に救いを求めてみましたが、どうもこれも違う。アレンジャーの作る音も新鮮味がない感じ。この曲なんてモーニング娘。の歌と言っても違和感がないですね。タイトルが意味深ですが(苦笑)。
もしかすると作り手は本気だし、今回のシングルもダンスもPVも歌詞も曲調もバッチリだと思っているかもしれません。作り手はそのくらいの自信を持って世に送り出さないといけないですから、それはわかります。でも、作り手の趣味を次々と押し付けられても困ります(苦笑)。歌い手に合う合わないも考えてあげるべき。
俺は焼肉が好きだから毎日夕飯は焼肉だ!と子供に押し付けている親みたいな。そんな姿が浮かんでしまう今のハロプロと℃-uteの新曲です。