フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

デビュー曲は年月を超えて

2013-11-23 22:59:20 | ハロプロ(ベリ)

 Berryz工房がデビューした時、こんな大人っぽい曲でデビューするなんて!もっと可愛らしい曲を用意してあげれば良かったのにと思ったことを思い出します。音的にもオトナでカッコ良かったけど、そういうのは求めてないよ的な気持ちで聴いていたものです。
 この度武道館でコンサートをするというので歌ってほしい曲を考えてみたところ、まず頭に浮かんだのがデビュー曲。当時の衣装はもう着られないだろうから新たに作り直すとして、同じ衣装、同じ振り付けで歌ってほしい。そんな気持ちが浮かんだ。9年という年月を積み重ねて成長したBerryz工房の姿を、グループとして目標にしてきた日本武道館のステージで見せてほしい。そういう願いから、デビュー曲を歌ってほしいという気持ちが浮かんだのだろうなと思う。
 そう考えると、デビュー曲が子供っぽい曲でなくて良かったなとも今になって思うのでした。テーマとしてはともかく、シチュエーションは初恋だから大人が歌うにはちょっとアレですが、そこに描かれている心模様の本質は大人でも歌えるものであり、心の動きの振れ具合は今だからこそ表現出来るものであるかもしれません。「男は相手にとっての最初の男性になりたがる。女は相手にとっての最後の女性になりたがる」という言葉を思い出してみたりする。

 昔、松田聖子さんがサントリーのCMソングとして大ヒットさせたナンバー「SWEET MEMORIES」があります。ムーディーなアレンジに乗せて歌うバラード曲。作曲した大村雅朗さんは、「聖子さんが何歳になっても歌い続けられるような曲を作りたかった」というコンセプトでアイドル松田聖子に、終わった愛と現在の恋を重ねる女性の姿を歌わせたのでした。なるほど、このテーマなら何歳になっても歌える。

 Berryz工房の初期の曲って基本は年相応な青春ソング、少女マンガのような、それもマーガレットではなくてりぼんみたいな、そういう世界観だったけれど、そんな中にポツンと存在するデビュー曲の存在感は今になって尚、新たな輝きを放っているように思えて眩しいのです。

Berryz工房「あなたなしでは生きてゆけない」 (MV)



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