田あさひ 『Rolling Days』 (MV)
それは一年ほど前の事だった。ネットのニュースでアップフロントがオーディションを開催して、長崎県の高校生がグランプリに輝いたという事を知った。「ピアノが得意」というキーワードと、写真から受ける透明感がとても印象的で、思わず見ていたiPhoneで画像を保存したのでありました。
それから季節は過ぎ、冬のハロコンで田あさひちゃんがオープニングアクトを務めているぞ!というニュースを知り、オーディションの時に画像を保存した事を思い出したのでした。
正直言って、彼女をハロコンの場に出してくるのは意外でした。今までの事務所の流れであれば予想の範囲でしたが、最近のハロプロの傾向を考えると彼女のようなソロ歌手が関わる場所ではないようにも思え、吉川友ちゃんのように「遠からず、でも近づきはせず」というスタンスで行くのではないか?と思っていたわけです。(そのきっかもこのハロコンに出演していますが)
結果的にはハロコンに出演した事でヲタ内に存在が知られ、それなりの宣伝効果はあったのでしょう。今後はどう売り出していくのかわからないけれど、あまりハロプロ色は付けないほうが良いなとは思います。(本来は色んなタイプの歌い手さんがいるハロプロであってほしいけれど、彼女は時代の求めるアイドル像の本流とは違う事も確か)
ピアノ弾き語りと言うと「バラード」というイメージがどうしても強くなりがちだけれど、アメリカあたりの弾き語り歌手を見ると、むしろパワフルな表現法も普通に取れ入れられていて、それは日本とアメリカに於けるジャズの一般的認知度も多少なりとも影響があるのかもしれない!なんてちょっと大げさに考えてみたりもする。ピアノは綺麗な音色でしっとり聴かせる事も出来れば、速弾きで躍動感を表現したりも出来る。すでに田あさひちゃんの持ち歌も静と動のどちらも存在しているから、今後のパフォーマンスがより楽しみになっている今日この頃なのです。
そんな持ち歌の中で、上に紹介している「Rolling Days」で見せてくれている躍動感はとても素敵。椅子が用意されていないからこそ、体全体を使ってリズミカルに、力強く音を発信している。そして、声の透明感。あの日、オーディションのニュース画像で感じた透明感は幻ではなかった!それは、この歌声を写真からイメージとして届けていたものだったのだと確信したのでした。
出来れば地道にライブ活動を重ねて、ステージングの成長とともに少しずつ人気がついてくる展開を切望しています。その部分に於いては事務所の「現場を重視するスタンス」が活きてくると思っています。
※ 田あさひちゃんの記事のカテゴリーについては、吉川友ちゃん同様に「ハロプロ(ソロ)」にさせていただきました。編集的に、あまりカテゴリーを増やす枠がないという事情もあったりします。このカテゴリーの「ハロプロ」という文字はハロプロOGの方々を紹介する時と同様に「アップフロントの人」という意味で使わさせていただきます。
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