tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

五行棚でのお稽古は・・・

2013-10-05 19:05:38 | 茶の湯
10月5日(土) 
台風の影響か朝から雨模様でしたが、昨日に続いて自宅でのお稽古でした。

今日も昨日と同じ五行棚を使ってのお稽古でした。



五行棚

五行棚は、焼杉洗出し、天板と地板は方形で、白竹の三本柱で、竹柱を客柱二節、勝手柱三節、向柱一節に立てた小棚です。
裏千家十一世 玄々斎が好んだ棚で、いろんな約束がありましてこの時期だけの使用になります。

陰陽五行説にちなみ、天板、地板の間に木火土金水を入れることからの命名で、木(棚あるいは杓)火(炭火)土(土風炉、灰)金(釜、風炉)水(湯)を表すということから、土風炉をのせる約束となっています。(淡交誌から抜粋)

数あるお棚の中で、風炉を置くという棚は珍しいと思いますが、皆さん戸惑いながらお点前をしておりましたが、1年に一回だけのお点前ですので忘れてしまって当然です。

繰り返して覚えてゆくのがお稽古ですから・・・。



お菓子

ふんわりとしたよもぎ餅に餡子が包まれて、ススキの焼印が押してあり秋を感じさせます。
食べるとよもぎのほのかな味と餡子の甘さが口の中に広がります。



武蔵野の絵

茶碗は武蔵野の絵が描てあります。これも今しか使えない茶碗でのお稽古でした。

お茶室は秋色に染まり、穏やかなお稽古の一日が終わりました。

1週間の終わり、解放され満たされた気持ちでいっぱいです。

コメント
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