tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

連日のお茶事は・・・

2013-10-27 19:21:49 | 茶の湯
10月27日(日)
台風一過。秋晴れの爽やかな一日でした。
今日も炉開きのお茶事でした。
早起きしての準備は昨日と同じですが、違うことは庭に出られますので、蹲や腰掛待合を使えるようにすることです。





水の流れ落ちる音も清らかな風情のうちです。
強くなく弱くなく程よい音が出るように調節をしながらの準備をし、昨夜からの風で舞い落ちた葉を拾い集めて行きます。

蹲の海と言われるところは葉を拾う・・・これしかありません。



席入り前に

炉の中に種火を入れます。薄暗いお茶室の中では小さな火でも目立ちます。この火がしっかりおきていないと、つぎ足した炭が置きませんから十分におこしてから炉に入れます。



今日も同じようにお膳を出します。



お櫃

ご飯を入れて運び出します。いまどきお櫃にご飯を入れてお客様に出すなんて、お懐石の時だけかもしれません。
それでも、このお櫃を2度ほど運び出しますが、1度目は人数分だけ、そして、2度目の時は十分すぎるほど入れてお出しします。

おもてなしの心をこんなところにも使っております。



煮物椀

お懐石の中でも、一番大切なものかもしれません。よく、「お椀はお懐石のメイン」と言われるほど、作り手が力を入れるものです。
今日の出来栄えは・・・・評判は上々でした。



焼き物

季節の魚を焼いたものです。

たくさんの魚を焼く機会はあまりありませんので、何度も何度も覗き込んで様子を見ながら仕上げて行きます。
このころになると席中の人たちも人心地ついて、和やかな会話が聞こえてまいります。

お茶事はまだまだ続いております。




コメント (2)
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